真珠湾攻撃の日に特別攻撃隊について改めて考えてみる
2012.12.08 Saturday 02:04
くっくり
「学鷲*1は一応インテリです。そう簡単に勝てるなどとは思っていません。しかし負けたとしても、そのあとはどうなるのです……おわかりでしょう。われわれの生命は講和の条件にも、その後の日本人の運命にもつながっていますよ。そう、民族の誇りに……」(「神風KAMIKAZE」より)
*1 学鷲=大学、高等専門学校から入隊した海軍飛行予備学生・生徒、陸軍特別操縦見習士官。
悲愴な覚悟を秘めたこの言葉を目にするたび、私は、戦後の日本人は彼ら(特攻隊員だけでなくあの戦争を戦ってくださった英霊全員)の生命と引き換えに生かしてもらっているのだという、感謝の念を抱かずにはおれません。
特攻という死にものぐるいの戦法は、アメリカを恐怖に陥れました。
GHQは「平和憲法」を押しつけるなど日本人の骨抜きを図った一方で、天皇は象徴として残し、苛酷な占領政策もとりませんでした。
必要以上に追い詰めれば、日本人はまた死にものぐるいの抵抗をしてくるに違いない……、彼らはそれを恐れたのです。
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最近、たまたま松本零士さんの漫画『銀河鉄道999エターナル編』を読み直していたら、特攻隊を彷彿とさせるエピソードがあったので、ついでと言っては何ですが紹介させて下さい。
(『銀河鉄道999』第19集第1話「蟷螂(とうろう)の斧、修羅の涙1」より)
image[1212-05-999.jpg]
……ダークィーン(暗黒女王。太陽系を消滅させた強大な敵。有機生命体ではない)に呑み込まれる運命にある惑星アフロダイテの兵士・ナグロムジュニア。
戦闘機ごと宇宙を漂流していたナグロムジュニアは、999に収容され命を救われます。
が、ナグロムジュニアは「俺をすぐに惑星アフロダイテへ帰してくれ」と鉄郎たちに訴えます。
「生き残りの戦友が待っている。もう一度出撃するんだ、いや、命ある限り何度でも…。それが俺の義務だ」と。
メーテルは「ダークィーンにはこの戦闘機ではとても立ち向かえない」と止めようとしますが、彼は「判っている」と答えます。
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