「アンカー」16日解散を決断した野田首相の事情&第三極の動き&人権救済法案提出の狙い

2012.11.15 Thursday 02:26
くっくり



山本浩之
「うーん(うなづく)」

青山繁晴
「鳩山由紀夫総理は、オバマさんにトラスト・ミーと言って、えー、そのあと実際裏切ったようになったと。あるいは菅総理は福島原子力災害の時にアメリカの協力も断ったと。云々かんぬんで、要するにアメリカに嫌われると、総理はもうやれなくなると。これが、日本の戦後政治の正体のひとつ、それは僕は同意します。但しですね、これ、正しく言うと、アメリカが気に入らないと、たとえば鈴木善幸総理、これずいぶん古いですけど、中曽根さんの前の、鈴木善幸さんが突然、意味不明、理由不明のまま辞めたんですが、これは、もうだいたい分かってるのは、アメリカが鈴木善幸さんを嫌ったと。そうやって、辞める時の力にはなるんです。しかし、辞めさせることはできても、こいつを総理にしろっていうところまではアメリカもできません。日本はそこまで、いわば、屈辱的ではない。しかし、この総理では日米同盟がもたないとか、日米関係が維持できないって形で、引きずり下ろす、圧力になってることは事実なんですよ。で、だから野田さんとしては、つまり党内から足引っ張られ、労働組合も離反してる中で、アメリカを味方につけたら、これは有利になるって考えが働いている。そして2つめはこれです」

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村西利恵
「経済界」

青山繁晴
「はい。この経済界、これ米倉さん、経団連の会長ですけれども、経済界はTPP絶対賛成ですよね」

山本浩之
「そうですね」

青山繁晴
「つまり日本の経済界、本当は主流派は未だに輸出型企業ですから、その、輸出のことを考えると、アメリカの主導したTPP、これもうTPP説明する必要ないと思いますけど、環太平洋パートナーシップ、要するにアメリカのおっしゃるように自由貿易やりましょうってことですから、僕は反対してます。日本が主導すべきです、アジアの話ですから。しかし経済界は、この仕組みのほうが輸出型企業にとって有利になるからっていうことなんですよ。そして皆さん、この話すると、あれって思われるでしょ? つまり、経済界がバックにいるのは自民党であって、民主党は労働組合がバックにいるはずだと。そのお考え正しいんですが…」

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