「アンカー」16日解散を決断した野田首相の事情&第三極の動き&人権救済法案提出の狙い
2012.11.15 Thursday 02:26
くっくり
青山繁晴
「はい。あの、先ほど安倍さんに諫言した官僚からは、それ以上の話を聞くことはできない。彼はいつもそうですけど、あの、自分はこうしたってこと明言するけど、あとのことは一切言わないんです。で、ま、しょうがないんで、えー、これ複数ですけど、複数の機関の当局者に当たっていきますと、安倍さんは、その諫言も踏まえて、もちろん最終的には安倍さんご自身が判断なさって、野田総理に水面下のルートで、こういうことを伝えたと。もしもあなたが、年内解散じゃなくて、年内、に、つまり11月に解散して、12月のうちに総選挙まで行かないと、3党合意を破棄する用意があると。ほんとはそう言ったそうです。破棄する用意があると、伝えたと。で、3党合意っていうのは、皆さんもう一回思い出していただくと、あの消費増税法案をどうするかの時に、民主党と自民・公明が合意を結んだ。それはもう増税やむなしということで、消費増税法案を通すと、いうことを、実は、えー、3党の合意によって、ようやく、それができたわけですよね。で、その成立した消費増税法案、もう一度これも皆さんと一緒に思い出すと、2段階に上げることになってて、再来年の2014年4月にまず8%、現在の5%を8%に上げて、そしてそのあと、2015年の10月に、最終的に10%に上げるということですね。で、まず最初に再来年に8%に上げる前に、景気の状況を見て、景気が良くなってないと逆に言うと上げないという、中身の、つまり附則を含めた、消費増税法になってるわけですよね。それ具体的に言うと、来年の4月から6月の間の、成長率を見ましょうってことになってるわけですね。で、そういう条件が付いてるわけですから、その前に3党合意が破棄されてしまうと、もともと条件付きの消費税引き上げだから、これ消費増税が結局できないと、いうことがあり得ると。野田総理としては、もうこの『アンカー』で何度も言った通り、もうとにかく消費増税ばっかりに頭が行ってる、僕はそれよくないと思いますが、現実にはそうであって、逆に言うと、あるいは別な側面で言うと、唯一の成果が消費増税であって、それは歴史に残ると思ってるのに、それがダメになると、これは、えー、もう、自公に合わせて、年内総選挙に踏み切るしかなくなったと、いうことなんですよね。で、えー、さらにですね、はい、ちょっと出していただけますか」
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