世界が愛した日本〜インドネシアとウズベキスタン「ビーバップ!ハイヒール」より

2012.11.12 Monday 19:17
くっくり



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 1991年、ソビエト連邦の解体とともに独立。
 平均月収は日本円にして、およそ2万5千円だという。

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 この国で最も有名な建物、それがナヴォイ劇場。
 中央アジアで最も格式の高い劇場として知られている。

 実はこの劇場に、日本が愛され続ける秘密が隠されていた。

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 1945年、日本は敗戦。
 ソ連は多くの日本人を捕虜にし、当時ソ連の一部だったウズベキスタンの強制労働所に送り込んだ。

 そこで日本軍捕虜たちを待っていたのは…

ソ連軍
「お前たちは捕虜として、この場所に劇場を造るんだ!」

 日本人捕虜たちに与えられた労働は、劇場の建築。

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 しかし、毎日6時に起床し、へとへとになるまで作業を続け、まともな休日もなかった。

 さらに、食事も粗末。
 半分腐ったジャガイモや、骨ばかりの羊の肉。小麦と水だけということもあった。

日本人捕虜A
「隊長、これ以上無理ですよ。みんな倒れてしまいます」
日本人捕虜B(隊長)
「我々は今まで戦争で多くの街を破壊してきた。今度は誰かの為に、新しいものをつくろう。いいか。日本人としての誇りを持って、この場所に世界一の劇場を造ってみせよう!」

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 日本人としての誇り。
 戦争に敗れはしたが、その誇りだけは失わない。
 彼らはひたすら働いた。

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 しばらくすると、地元の子供がパンや果物などを差し入れてくれるようになった。

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