「アンカー」脱・思い込み!日本外交・尖閣・竹島・拉致

2012.11.08 Thursday 00:49
くっくり


村西利恵
「おとといの産経新聞の報道です。竹島の領有権をめぐる国際司法裁判所への単独提訴準備は、今月内にも終了しますが、外交カードとして温存する方針だという内容でした」

青山繁晴
「うん。あの、これ思い出していただくと、韓国の李明博大統領が、今年の8月に、韓国大統領として初めて、私たちの島根県隠岐郡の竹島に、不法に上陸した、っていうか侵入したわけですね。で、それを見てようやく、外務省や官邸も重い腰を上げて、国際司法裁判所、に、韓国と一緒に、提訴しましょうと。つまり裁判所でちゃんと、これ裁いてもらいましょうと提案したら、8月の末に、韓国は断ってきました。じゃあそれならば、日本が単独で提訴しようと、いうことになったのに、これ、ま、産経によると今月中にも終了というようになってますが、実際の準備ってほとんど終わってます。だって、あれから2カ月経ってるんですよ、2カ月以上。韓国が断ってきてから。竹島問題って昔からあるわけですから、準備はほんとはできてる。そして、まあこの、その準備が仮に、ようやく今月中に整うにしても、それを実は提訴しないで、温存しようってことになってるわけですよ。それはどうしてかというと、これは、これは産経新聞だけじゃなくて、その、他の報道も全部、一斉に一致してんのはですね、韓国はけっこうこれでまいってると。つまり日本が提訴しても、その、韓国はOKしなかったら裁判始まらないけれども、しかし昔と違って今、韓国は国連に加盟してるから、その、何で裁判に応じないのかって理由を説明しなきゃいけないから、韓国は弱ってるんで、弱ってるならばそれは有効なカードだから、そんなすぐに使ったりしないで、温めておきましょうって話になってんです。これ見事に報道が一致してるんですが、どうしてかというと、これは外務省の事務次官とか、局長とかが、外務省の記者クラブと、記者懇談、僕も何度も何度も出ましたが、そこでやって、話をいわば合わせて報道されるんですよ。しかしですね、話がおかしいっていうか、一番大事なことが伝えられてないのは、これもうどこの社もなぜか伝えない、ことがあって、しかも一般の国民が普通に考えたら分かることありますね。今日アメリカの大統領選挙、終わりましたが、来月は、この今年ドーッといろんな首脳が変わる年のいわば締めくくりとして、来月、12月に韓国で大統領選挙やるんですね(一同同意)。従って、すぐに就任するんじゃないけれども、来月にはもう、李明博さん、じゃなくて、新しい韓国の大統領出てくるんですね。韓国の大統領が替わったら、替わった時にいきなりこの、国際司法裁判所への提訴、できますか?子供の喧嘩じゃないんで、顔出した鼻を殴るんじゃなくて、当然新しい大統領がどうするのかを、見極めなきゃいけないってことに必ずなりますから。ということは、当面、温存じゃなくて、いつまでもずるずると先延ばしになって、やっぱりできなかったってことになりかねない。そんなことをしてると竹島は永遠に戻ってこない。韓国の支配を打ち破るには、国際司法裁判所しかありません。本当は国連改革をやって、国際司法裁判所の改革もやって、多数決で裁判やるかどうかを第三国が判断してくれるっていうことをほんとはやるべきなんですけれども、こういう、温存というのは、実は、むしろ、外務省は、韓国の大統領が替わるから、替わったあと様子見の時間できるから、これでみんな納得してくれる、報道もきっとそうだよね、その通りになっちゃってるのが現実なんですよ。しかし今日は、外務官僚だけが悪いって話をしてるんじゃありません。外務官僚がどうしてこういう、発想になるかというと、本音はこれなんです」

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