「アンカー」脱・思い込み!日本外交・尖閣・竹島・拉致
2012.11.08 Thursday 00:49
くっくり
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青山繁晴
「えー、野田さんの一番大事なところを見るとですね、解決すべき領有権の問題すら、そもそも存在していないんだと。ズバリそのまま貫いてる。これに対して中国側が何て返してるか。そこがポイントなんですが、まずその前にですね、これ、こちらが総理で、これ温家宝首相じゃないですね。これ難しい字ですがヨウケツチといちおう読んでますけど、ま、中国側は違いますがこれ外務大臣に過ぎないですね。で、どうしてこうなったかというと、温家宝首相は、中国の、あの記念撮影とかは一生懸命やりながら、この地域の情勢を話し合う本番になると、帰っちゃったんですね、中国に。で、中国共産党、中国政府の、いわばこれ公式な説明でも、いや、共産党大会の準備、間もなくあるから、大会が間もなくあるから準備に忙しいっていう風に、説明してますが、温家宝総理はもう辞める人です。そんな人が、準備に忙しいってことは、常識から見て考えにくい。従って、明らかに温家宝首相は、これは僕の責任で申しますが、但し、日本政府の中、あるいはアメリカの国務省にもそうだよねって人はもちろんいます、だから申すんですが、要は温家宝さんは逃げたんですよ」
村西利恵
「うーん」
青山繁晴
「逃げて、楊潔チ外相に、もう棒を飲んだようなことを言わせただけ。そして、楊潔チさんがおっしゃってるのはですね、戦後の国際秩序と原則への重大な挑戦だと。日本の行動ってそうなんだとそう言ってる。これ何を言ってるかというと、要は日本は戦争に負けたんだと。日本は戦争に負けたんだから、勝った側の中国に島ぐらいとられたって、海底資源があるから、ね、その島がほしいと。中国、勝った側が言ったら、それ日本は渡すのは当然なんだと。そしてアメリカよ、ね、あるいはヨーロッパよ、君たちは日本に勝った側だろ?戦勝国として、中国の肩を持てって言ってるわけですよ。これ、日本が戦争に負けたのって1945年ですよ。今は2012年で、そして日本が戦争に負けたってことは、1952年のサンフランシスコ講和条約でとっくに終わってる話ですから、国際社会がこちら(中国)を支持できる理由がないんですよ。従って、温家宝さんが逃げてしまったことも含めて、野田さんが、これを貫いたこと、実は日本の、小さいとはいえ外交勝利であって、そしてどうしてこれを貫かねばならないかが、ここに表れてますね。つまり中国は、領土問題だけだと主張が弱い。だって中国は、1971年の12月に突然領有を主張し出したのに、600年間支配してきたと(笑)言ってるわけですから。だから歴史問題を絡めないと弱い。すなわち、領土の問題が起きてるよと、問題が起きてるんだ、っていうことを作ってから、歴史の問題にすり替えていって、歴史の問題で言うならアメリカもヨーロッパも中国の味方でしょ?日本の敵のはずだよね?ということに持っていきたいんですよ。その策略が見えてるから、いろんな議論はあっても、総理としては、問題がそもそもないんだと、いうことを貫かねばならない。これは、もう一度申しますが、野田外交の中で、残念ながら唯一ですけれども、評価すべきことで、でも、評価すべきことはきちんと評価しなきゃいけない」
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