内向きの内閣改造…拉致問題はまたも置いてけぼり

2012.10.02 Tuesday 04:12
くっくり


 悲しみ、苛立ち、申し訳なさ…、さまざまな感情が押し寄せてきて、涙なしに読むことはできませんでした。

 ごく一部ですが、引用させていただきます。

【自分だけが日本に帰ってきたことへの後ろめたさ、申し訳なさで頭の中がいっぱいになる。正直なところ、私達5人が帰国し、拉致問題が大きくクローズアップされたことにより、他の拉致被害者が続々と帰国してくるものと思っていた。しかしこの10年、これといった成果は見られなかった。】

【何でこうなってしまったのか。どうして私たち母娘が拉致の標的になってしまったのか。どんなに考えても答えは出てこない。
 日本に帰国して以来、ずっとこんな答えの出ない自問自答を繰り返している。どこをどうしたら、こんな残酷な運命になるのか。時々、どうしようもなく大声で叫びたくなる。「母を返して」「私の24年間を返して」と。でも、その度に「過去は変えられない、元に戻すことはできないのだ」と、落ち込みながら頭を冷やす。そしてまた、自分だけが帰国したことを責める。いつまでこんなことが続くのだろう。終わりが見えない。】

【誰でもいい、母の行方を教えてほしい。あの日以来、母のことを一時も忘れたことはない。私と母が拉致されたことは事実なのだ。それなのに、どうして母だけが行方知れずのままなのだ。今この瞬間も母のことを考えるといたたまれない。何かしなくてはいけないという衝動に駆られる。】

【私が24年間思い続けたことは、ただ一つだけ、「絶対、生きて日本に帰る。絶対、諦めない」との執念だ。同じ思いを抱いている被害者がたくさんいるはずだ。「今日こそは、私を助けに来てくれる」と信じて待ち続けている人がいるはずだ。だから、すぐにでも助けに行ってほしい。本当にもう残された時間が僅かになった人もいるはずだ。
 拉致されて以来、毎日泣き暮らしている人がどれほどいるだろうか。北にいる以上、個人の力では何も出来ないのだ。いつまで待っても、誰も助けに来てくれない。自分を探してくれる人は誰もいないのだろうかと、諦めてしまった人もいるかも知れない。気の狂いそうな毎日を過ごしている人のことを考えると、当時の自分と重なってしまう。声にならない声を拾い上げてほしい。それから、北にいる拉致被害者の人たちに言いたい。「決して諦めないこと。信じて待っていれば、必ずあなた方を助けに行く人がいるはず。だから、もう少し耐えてください」と。】

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