人権救済法案閣議決定(2)法案はさらに危険度を増しています

2012.09.22 Saturday 03:04
くっくり



 それと関連するんでしょうか、旧第七条(委員の欠格条項)も改正案で削除されました。
 削除された内容はこうです。

「左の各号のいずれかに該当する者は、人権擁護委員になることはできない。
一 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又は執行を受けることがなくなるまでの者
二 前号に該当する者を除くほか、人権の侵犯に当たる犯罪行為のあつた者
三 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者
2 人権擁護委員が、前項各号の一に該当するに至つたときは、当然失職する。」

 過去に犯罪を犯した人物や、反政府的な暴力団体を結成またはそこに属したことのある人物(具体的には過激派団体のメンバーやオウム真理教の信者など?)も、人権擁護委員になることができるようにしたわけですね。
 (この「三」の規定は国家公務員法や地方公務員法にもあります)

【追記2012/11/14】「委員の欠格条項」については、どうも要らぬ心配だったようです。お騒がせして申し訳ありません。Shionの部屋さまをご覧下さい。

 他にも色んな改悪が施されています。
 詳しくは若者からの投票が日本を救う!!さま>人権擁護委員法の一部を改正をご覧下さい。

 要するに野田内閣は、もともと危険と言われてきた法案の危険度をさらに上げたものを、閣議決定してしまったわけですね。

 10月招集が想定される秋の臨時国会への提出を目指すようですが、私たちがこれを全力で阻止しなければならないことは言うまでもありません。


○法務省にメールで抗議
 http://www.moj.go.jp/mail.html
○民主党にメールで抗議
 http://www.dpj.or.jp/contact/contact
○首相官邸にメールで抗議
 http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html

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