カンボジア軍が自衛隊に笑顔で握手を求めた理由

2012.09.03 Monday 19:41
くっくり



 40度の炎天下にもかかわらず、化粧をした「若いきれいなネーチャン」もいました。

 選挙をスムーズに進めるために、地雷を撤去し、橋や道路を修復している自衛隊員に対して、彼女たちは敵意あふれる態度でした。

 「この山では一日どれだけの土砂を採るのですか?」という問いに、応対した太田三佐が丁寧に数字を答えたところ、質問者はしてやったりと声を励まし、こう言ったそうです。

 「それだけ採って、環境への影響は?……環境への悪影響があるでしょう。それは調査してるんですか」

 その時の宮嶋さんの描写。

 『それは異様な光景だった。背後の兵舎には、汗とドロにみれ、基地にすら帰ることができぬトティエ駐屯の将兵が、埃まみれで死んだようになっている』

 しかし太田三佐は、誠実にこう答えたそうです。

 「正直言って、環境の調査は行っていません。そりゃあ、環境への影響はあるでしょう。しかし、私たちの仕事は、選挙をスムーズに進めるために、橋や道路を修復することです。そのためには採石場が必要なのです。私たちがしていることは、将来的にも、きっとカンボジアの人たちの役に立つと信じています」

 また、正月元日には、こんなこともあったそうです。

 「ジャパン・フェスティバル」と称して、模擬店などを基地内に開き、現地人を迎え入れたのですが、その最中に乱入した一派がありました。

 それは『自衛隊は帰ろう』と書かれた横断幕を持った3人の日本人でした。

 宮嶋さんによれば、彼らは「『明日の日本はこれで良いのか?市民連合』とかいう連中」でした。

image[120903-07maku.jpg]

【この人たちと思われ。画像はさくらの花びらの「日本人よ、誇りを持とう」さまより拝借】

 3人は基地全体の嘲笑を買い、集まっていたマスコミにも相手にされなかったそうですが、1社だけ非常に熱心に取材していた記者がいました。
 それは朝日新聞でした。

 ……このぐらいにしておきますね。

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