カンボジア軍が自衛隊に笑顔で握手を求めた理由
2012.09.03 Monday 19:41
くっくり
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【6月23日、南スーダンの首都ジュバの国際空港に到着した陸上自衛隊施設部隊の2次隊要員の隊員たち(陸自施設部隊提供・共同)】
宮嶋さんは、20年前のUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)にはじまり、UNDOF(国連ゴラン高原兵力引き離し監視軍)、UNMIT(国連東ティモール統合ミッション)等々、日本の全てのPKO活動を取材してきました。
今年1月からは、陸上自衛隊の部隊320人が南スーダンに派遣されています。
分離独立後も戦闘が続くアフリカの南スーダンの平和を守るためです。
宮嶋さんはこの南スーダンにも取材で訪れました。
大新聞大テレビ局に数多の記者あれど、PKO活動全てを取材したのは宮嶋さんだけだそうです。
なぜ宮嶋さんはPKO活動の取材に向かうのか。
ご本人曰く、「我が精鋭が歩むところ必ず心ふるわせる物語が生まれるから取材しとるのである」。
つい先日(8月6日)も、南スーダンでこのような光景が見られたそうです。
日本隊が首都ジュバで給水作業をしていた時のこと。
国連MP部隊のカンボジア軍が日本隊の給水活動を警備するため訪れました。
すると、カンボジア軍の将校らは日本隊の将兵に笑顔で握手を求めてきたのです。
これがその時の写真です。
image[120903-02akushu.jpg]
なぜカンボジア軍が日本の自衛隊に握手を求めてきたのでしょうか。
それには理由がありました。
話は今からちょうど20年前にさかのぼります。
1992年(平成4年)9月から、自衛隊が、国際平和協力法に基づきPKOの一環としてカンボジアに派遣されました。
陸上自衛隊の施設部隊は、第1次(1992年9月〜1993年4月)及び第2次(1993年3月〜同年9月)それぞれ600名の計1,200名が派遣されました。
(他に、停戦監視要員として自衛官計16名が、選挙要員として国家公務員・地方公務員・民間人の計41名が、さらに文民警察要員が75名派遣。また、カンボジアへの要員・部隊の派遣に際しては、海上自衛隊及び航空自衛隊による支援も行われました)
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