「アンカー」天安門事件元リーダー王丹とチベット・ウイグル・尖閣を語る
2012.07.19 Thursday 00:32
くっくり
青山繁晴
「王丹さんは今、自由の国アメリカに住んでらして、そこで、その、亡命チベット人、あるいは亡命ウイグル人と、会う機会ありますか?」
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王丹
「いま少数民族の活動家と海外にいる民主化活動家は、密接な連携があります。ウーアルカイシ(天安門事件の学生リーダー)は、ウイグル族で、ウイグルのこともよく聞いています。だから私は、民族問題が民主化の妨げになるとは心配してません。私たちは今、お互いに連絡を取り合い、共通認識があります。まず解決すべきなのは、中国共産党の問題です」
青山繁晴
「OK,I see. それから、日本と中国の間に今、尖閣諸島問題っていう大きな問題があるのはご存知ですか?」
王丹
「もちろん知ってます」
青山繁晴
「日本の領土であるという私たちの主張については、どうお考えでしょうか?」
(いったんCM)
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【N:今、日中間で最大の懸案となっている尖閣問題。亡命中の中国人民主化活動家の王丹さんは、尖閣問題をどう見ているのか】
青山繁晴
「日本と中国の間に今、尖閣諸島問題っていう大きな問題があるのはご存知ですか?」
王丹
「もちろん知ってます」
青山繁晴
「で、中国が、尖閣諸島は中国のものだと、突然言い始めたのが1969年から70年頃です。ということは、王丹さんもこんなちっちゃい頃から、尖閣諸島は中国のものだよと、教えられて育ったと思うんですね。で、今、環境の違うアメリカにいらっしゃって、今現在は尖閣諸島、日本の領土であるという私たちの主張については、どうお考えでしょうか?」
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王丹
「私たちが学校で習ったのは、すべて中国政府の見解を教えられたものです。だから今回の来日目的の一つが、日本人の見解を聞くことなんです。日中両方の見解を聞いて、比較して、そのあと私の結論を出す。あなたたちの見解を聞く前に、結論を出すのは、無責任なやり方だと思います。しかし、尖閣諸島問題は、日中間の大きな問題だと思います。日本政府から中国政府にこの問題を持ちかけるのではなく、私は、日本の民間人が努力して、中国の民間人と直接、対話するのがいいと思います。中国の国民は、この問題にとても関心がありますが、情報が足りないのです。だから、中国の国民に様々な情報が届くように、日本の民間人が、がんばってパイプを作ってほしい」
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