「アンカー」天安門事件元リーダー王丹とチベット・ウイグル・尖閣を語る

2012.07.19 Thursday 00:32
くっくり



王丹
「以前より太りましたよ」

青山繁晴
「正直今お会いしてですね、目の中に悲しみは持ってらっしゃるなとは思いました。あの映画を見てですね、その、王丹さん以外にも、たくさんの亡命者の方々を見て、そしてやっぱり共通してるのは、祖国を離れて暮らす、あるいは、将来も祖国に帰れないかもしれない、祖国から離れて生きる者の悲しみが、すごくあったように思ったんですね」

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王丹
「たしかに亡命者の生活は辛いものですが、もうアメリカに来て長いので、自分の居場所が自分の家だと思うようになりました。でも亡命にはいいこともあるんです。世の中の流れに距離をおくと、いろんなことがはっきり見えます」

青山繁晴
「厳しい質問ですけれども、ご自分が中華人民共和国に帰れる日は来ると思いますか?」

王丹
「私は100%中国に帰れると信じてます。しかもそんなに遠い将来ではないと思ってます」

青山繁晴
「王丹さんが帰れるっていうことは、まず、王丹さんが主義主張を変えるわけじゃないですよね?」

王丹
「私の考えでは『祖国に帰る』というのは、絶対無条件で帰ることです」

青山繁晴
「ということは、今の中国のdictatorshipが、独裁が少し変わって、おそらく王丹さんは、共産党の独裁じゃなくて複数政党制も考えておられる。そう遠くない未来に実現するという見通しが、あるということですか?」

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王丹
「そういう状況がきっと生まれると信じています。それがいつなのか誰にも分かりませんが、中国は必ず変わると思います。なぜそう言い切れるかというと、今の中国共産党とその政府は、人類の歴史上で一番、汚職と腐敗にまみれた集団だからです。汚職と腐敗まみれの政府が、永久に統治し続けるとは信じられません。歴史的な角度から見てありえない。だからそう言い切るんです」

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