「アンカー」天安門事件元リーダー王丹とチベット・ウイグル・尖閣を語る
2012.07.19 Thursday 00:32
くっくり
____________________________内容紹介ここまで
王丹さんはチベットやウイグル(東トルキスタン)を、中国国内の問題としか捉えていないように私には見えました。
申し訳ないけれども、支那的な発想が抜け切れてないのかなと感じました。
これは王丹さんだけではなく他の民主活動家にも言えることですが、しょせん中華思想からは逃れられないのではないでしょうか。
これは“08憲章”の時にも思ったことです。
“08憲章”というのは、支那の民主活動家らが中共の一党独裁を終わらせ民主化を訴えた内容で、2008年の「世界人権デー」に合わせてインターネットで連名で発表されました。
後にノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏も起草者に名前を連ねています。
ところがその中身はというと、例えば彼らの提案する「中華連邦共和国」は中台統一を前提としていますし(台湾の独立は認めないということ)、チベットやウイグルなど自治区についての言及はなく、「各民族共同繁栄の可能な道筋と制度設計を模索」といった抽象的な書き方がされているだけです。
※“08憲章”全文の日本語訳は「思いつくまま」さんに掲載されています。
元北京語通訳捜査官の坂東忠信さんは、こう言われています(「正論」2010年11月号)。
「反体制の民主活動家であっても、日本は侵略国家であるという共産党の歴史教育そのままの認識と敵愾心(てきがいしん)を持つ中国人は多い」
もちろん王丹さんのようにアメリカ在住歴が長い人は、もう少しグローバルな視点で祖国や世界を見ることができているとは思います。
ただ、彼らが支那人である限り、たとえ民主的な「中華連邦共和国」なるものが誕生しても、領土に対する意識はあまり変わらない、すなわち、台湾もチベットもウイグルも尖閣諸島も沖縄も支那の領土であるという考えを簡単に翻すとは思えないし、もっと言えば日本を敵視する政策もさほど変わることはないのではないかと私は思っています。
2008年、チベット蜂起により世界中がチベットに注目したあの年、私がテレビのインタビューで見て驚いたのは、欧米在住の支那人たち(活動家ではない普通の人々)が「チベットは中国の領土だ!」と自信を持って言い切っていた姿です。
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