映画「凛として愛」と東京裁判史観ムラ

2012.07.16 Monday 16:11
くっくり


 詳しくはこちらのサイトをご覧下さい。

 なお、上記サイトでは言及されていないようですが、動画サイトでは英字幕版もUPされています(YouTubeはこちら)。

 この映画に対しては、完成前から他国からの批判を気にした保守陣営の圧力などがあったとのことです。
 上映はされたものの、圧力によってたったの2日で上映中止となってしまったそうです。

 監督は泉水隆一氏。
 脚本・ナレーションも担当されました。

 残念ながら、泉水監督は平成22年7月16日に逝去されています。

 泉水監督は、国家のために尊い命を捧げられた数多の英霊に報いるには、「凜として愛」が日本全国に広まり、一人でも多くの日本人が先人がたに対して感謝と哀悼の思いを持つことだと生前、切々と話されていたそうです。


 実は、私が「凛として愛」を知ったきっかけは……

 「正論」2012年7月号に掲載された【鼎談 歴史の復権・第二幕へ 「マッカーサー証言」と戦後アカデミズムの退廃」】という記事があります。

 渡部昇一さん・伊藤隆さん・小堀桂一郎さんの鼎談を収録したものです。
 東京都立高校の地理歴史教材『江戸から東京へ』(平成24年度版)に新たに掲載された、日本の自衛戦争論として知られる「マッカーサー証言」をメインテーマにしています。

 私はこれを読んでネットでいろいろ調べ物をしていたのですが、その途上で偶然「凛として愛」の動画にたどり着いたのでした。

 お三方は鼎談ではいろいろ興味深い話をされているのですが、私が最も気になったのは以下の箇所です。

小堀
 先ほど渡部さんも触れられた、東京裁判史観を日本に固定させているのは、いったい何かという問題です。結論から言えば、私はアカデミズムだと思います。つまり、東京裁判史観が日本のアカデミズムを支配している。私の身の回りにも私と同様の歴史観を身につけている若い研究者が何人かいますが、東京裁判史観を批判するような考えを述べると、先輩が「君の言うことはよく分かる。自分も同感だ。しかし、それを学会で言ったりするなよ。そうしたら就職できなくなるぞ」と注意するそうです。これが非常に分かりやすいアカデミズムの支配ということなのです。

[7] << [9] >>
comments (11)
trackbacks (2)


<< 大阪市従業員労働組合が“ごみ収集事業民営化反対”チラシを市民に配布
「アンカー」天安門事件元リーダー王丹とチベット・ウイグル・尖閣を語る >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]