大阪市従業員労働組合が“ごみ収集事業民営化反対”チラシを市民に配布

2012.07.14 Saturday 01:45
くっくり


 このチラシについては、橋下徹大阪市長が先日こんな発言をしています。

労組、ごみ民営化反対チラシ配布…橋下市長批判(読売新聞2012年7月11日)
 大阪市の橋下徹市長は10日、市環境局の現業職員の労働組合がごみ収集の民営化方針に反対するチラシを市内各戸に配布していたことを報道陣に明らかにした。その上で「組織内で議論すべき話。組合員に配るなら理解できるが、市民をたきつけてどうするのか。市の方針を市民に違うと言いたいなら、組織を辞めてやればいい」と批判し、対応策を検討する意向を示した。

 チラシは、市従業員労働組合(市従)環境事業支部と自治労大阪府本部が今月上旬、ポスティング業者に依頼して120万枚を配布。「(民営化で)市民と築いたセーフティーネットが危ぶまれている」などと指摘していた。

 市従幹部は「自分たちの仕事を周知するために配った」と話している。

 我が家にチラシが投入されたのは7月11日。
 市長がチラシについて批判したのは7月10日ですから、その翌日です。
 つまり、市従業員労働組合(市従)も自治労も、市長が何を言おうが「我関せず」ってことなんでしょう。

 大阪市の労組関係のチラシが一般家庭にポスティングされたのは、今回が初めてのように思います。私は1994年から大阪市に住んでいますが、少なくともはこれまで一度も目にしたことはありませんでした。

 チラシに書かれている「ごみの持ち出しサービス」などの市民サービスについては、大阪市が毎年各家庭に配布している「くらしの便利帳」という冊子に書かれています。
 大阪市環境局のHPにももちろん説明があります。
 毎月1日には市の広報も発行され新聞に折り込まれていますから、そこで市民に周知することもできるでしょう。

 にも関わらず、「自分たちの仕事を周知するために」チラシをわざわざ作成し、しかもこのタイミングで一般家庭に配布する目的とは一体何なんでしょうか?

 橋下市政下で現在進められている市環境局のごみ収集事業の民営化を阻止し、公務員としての自分たちの身分を守る目的でやっているとしか、私には見えないのですが。

 我が家にチラシが投入された7月11日は、橋下市長が市議会で、ごみ収集事業の完全民営化について発言しています。

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