尖閣国有化?!まずは丹羽大使を罷免してからにして下さい

2012.07.09 Monday 01:09
くっくり



 それすらできない政権が、中共の有形無形の圧力に屈することなく尖閣を国有化するところまで持っていけるとは到底思えませんし、たとえ持っていけたとしても、その先のことまでちゃんと考えているとも思えません。

 石垣市の中山義隆市長や漁民の方が心配してるように、国が購入すると、上陸を認めない今の状態のまま塩漬けにされてしまう(産経2012.7.7 13:43)ことになる可能性が高いのではないですか。

 地権者の方もそれを見越してるから、石原さんに対して「国から買いたいという話がきたが、石原さんにしか売りませんから、安心してください」と言ってるんじゃないですか?

 ただ、私の直感としては、党内ゴタゴタ真っ最中の現政権は、中共がちょっと強く出てきたらすぐに「ひよる」ような気もしますが。

 いや、中共どころか我が国の外務省が妨害してくる可能性も十分ありますよね。

 かつてこういうことがあったと、石原さんが明かしています。

石原慎太郎エッセイ「日本よ」 産経新聞2004年4月5日付掲載分
 彼等(北京政府)のこうした姿勢は田中角栄首相が屈辱的な国交正常化を敢えて行った頃から強化され始め、かつて私たち青嵐会はそれを見越して拠金し関西の大学の冒険部の学生たちを核にした有志を尖閣に送りこみ魚釣島に簡単な灯台をつくった。その後政治結社青年社が豊富な資金で立派な灯台を建設してくれ、私も運輸省の水路部にはかって正規の灯台として海図に記載するべく一部の補填工事まで頼んで灯台は完成したが、いざ海図に正式記載という段になったら外務省から「時期尚早」という横やりが入って、魚釣島の灯台は閃光を発しながら灯台として海図にはいまだに正式に記載されてはいない。これは近くを行く船舶にとって航行上むしろ危険なことともいえるのに。

 それにしても自国の領土に国民が拠金して造りあげた、灯台という万民の安全のための施設を、「時期尚早」として自ら認めさせまいとする役所の正体とはいったい何なのだろうか。要するに、北朝鮮に誘拐された多くの同胞の救出に無関心と同質の、背信的不作為に他ならない。そしてまた国会という場で、これまでこの灯台が一切不問に付されてきたという事実も奇怪という、ただ議員たちの無知怠慢というよりない。

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