「アンカー」政局混乱日本政治が不在の間に狙われる領土と資源
2012.07.05 Thursday 02:21
くっくり
村西利恵
「北方領土に上陸したロシア側の狙いは、『交渉の余地はない。国後島、択捉島は絶対に返さない』という意思表示」
青山繁晴
「はい。あの、この秋に、9月に、プーチン大統領は、その時総理が野田さんがどうか実は分からないけれども、いずれにしろ日本の総理と会って、その時に北方領土問題をもう一度出すことは間違いありません。その時に、交渉するんじゃないんですよ。交渉の余地はないと、予め言ってんですよ。国後・択捉島は、絶対に返さないと。この、えー、いわゆる北方四島、これ(地図)見ていただくとですね。まず、この北方四島って言葉を、日本の政府が、日本側がずっと言ってきたこと自体が僕は間違いだと思ってて、四島と言われると、僕も、大学出るまで、四つの島かもしれないと思ってたわけですよ。それが、ま、仕事するようになって北海道の現地を行ったり、あるいは世界を歩いたりしてびっくりしたのは、まず歯舞島ってないんですよね(一同同意)。これは小さすぎてですね、歯舞諸島、があるだけで、まとめて歯舞諸島って言ってるだけ。そしてその上の、色丹も、こんなにちっちゃいわけです。だから北方四島って言うけれども、本当は国後・択捉が、もうほとんどであって、その、プーチンさんが返すと言ってるのは、ここだけ(歯舞・色丹)なんですよ。従って、そのプーチンさんが、あの、領土問題の解決に意欲って言ったって、要するにこれ(歯舞・色丹)で我慢しろと。日本は戦争に負けたんだから、ロシアは戦争に勝ってこれ獲ったんだから、当然だろうって言ってるわけです。ところが実際は、ロシアがこういう島々を占領したのは戦争が終わったあとですから(一同同意)、言ってることがいかに、不当かっていうことは、よく分かるわけですね。で、実は今まで話したのは、まさしく、領土問題のいきさつなんですよ。ところが、今やその領土問題だけではなくて、全く新しい、根っこが、もうひとつ出てきていて、それはこれです」
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村西利恵
「ロシアが国後島と択捉島を譲らない理由は、メタンハイドレート」
青山繁晴
「はい。このメタンハイドレートについては、ま、たぶん日本のテレビ局の中でこの関西テレビが一番積極的に取り上げてくれました。こないだ日本海で調査航海したのも、一番しっかりと、伝えてくれました。だからもう、『アンカー』見ていただいてる方は、このメタンハイドレートっていう新資源、埋蔵資源としては第四の埋蔵資源が、実は日本にたくさんあって、それが日本の初めての自前資源であるってことは、もう分かっていただいてる方、多いと思うんですが、実はそれは、この、えー、ここにちょっと隠れてるけど(地図)、えー、本州で私たちがこないだ調べた、佐渡島の南だったり、あるいは兵庫県の日本海だったり、だけではなくて、今、この問題になってる北方領土にも実は、非常に多いと考えられるんです。はい、出してくれますか」
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