「慰安婦博物館」に寄付した日本の団体&韓国人の慰安婦への認識の変遷
2012.06.02 Saturday 01:52
くっくり
「そのことが、結果的に政治宣伝ばかりで歴史を知らない親北反日勢力に歴史を正しく教える意味があったと評価する声もある」
韓国人も、歴史に目を覆う人だけではないということかもしれない。実際に、慰安婦博物館で私の通訳を務めてくれた日本文学の研究者を志望する若い女性は、「母と話したが、恥ずかしいことだといっていた」と語っていた】
慰安婦問題が表に出始めた頃(朝日新聞が記事にして火を着けた頃)、「慰安婦=売春婦=恥」と考える韓国人が大勢いたのは確かです。
このことに関連して、「WiLL」2012年4月号に、山際さんも名前を出されている黒田勝弘さんの【慰安婦を「国民代表」にする国】と題された論説がありましたので、お次はここから紹介させて下さい。
image[120601-04ianfuzou.jpg]
主に、昨年12月にソウルの日本大使館前に建てられた「慰安婦像」について批判した論説なんですが、この中で黒田さんは、ある韓国紙の社説からこんな一節を紹介しています。
われわれが日本に国を奪われ自国民の安全を守れなかった道徳的、政治的責任は、それを蹂躙した彼らの犯罪とは別途の問題としてわれわれ自身にあるという観点も必要だ。
従軍慰安婦問題はその性格からも愉快なことではない。
日本政府の謝罪をきっかけに補償はわれわれが引き受け、この“恥ずべき過去”の扉はもう閉じてはどうだろうか。
これがいつ書かれたものか、皆さんはお分かりになりますか?
これは朝鮮日報の1993年8月5日付社説です。
そう、河野官房長官談話が出されたことを受けて書かれたものなんです。
この頃まではまだ、相当数の韓国人が「慰安婦=恥ずべき過去」という認識を持っていたことが分かります。
そして現在も一部の、特にある程度年齢を重ねた韓国人は内心そう思っていると考えられます。山際さんのレポにも出てきた「慰安婦博物館で通訳をしてくれた若い女性のお母さん」のように。
[7] << [9] >>
comments (27)
trackbacks (1)
<< 「アンカー」菅前首相の事故調証言の問題点&今も続く福島原子力災害の隠蔽
野田再改造内閣発足!森本さんが防衛大臣ってどうなんでしょう? >>
[0] [top]