「アンカー」菅前首相の事故調証言の問題点&今も続く福島原子力災害の隠蔽
2012.05.31 Thursday 02:40
くっくり
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村西利恵
「菅前総理は、勝手に、直接指示した」
青山繁晴
「はい。つまり、内閣総理大臣といえども、法に定められた、布告をしたり、ね、そして、その布告に基づいて、こういう特別なことができますっていうのが日本の仕組みなんですが、それを当時知らずに、今も知らずに、今も恥じることなく、俺が吉田所長と直接やりとりしたんだっていうことを、おっしゃってるわけですよ。つまり、法に基づかずに勝手に直接指示したんだよってことを国会の事故調で自分で言ってしまってるんですよ。それなのに国会事故調もメディアも、吉田所長との電話は2回だけだったと。ね。2回だけだったっていうことで済む話じゃないですよ。直接法を超えて、指示したっていうことが問題なんですよ。で、その上で、実際はどういう重大なことが起きてたかというと、これです」
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村西利恵
「同じく3月12日に、海水の注入を中断するよう吉田所長に指示が行ったことについて、菅前総理は、『東電の武黒フェローは、原子力部長も務めた原子力のプロ中のプロだ。そういう技術的なことが分かっているはずの人が、なぜ吉田所長に「止めろ」と言ったのか、率直に言って全く理解できない』と」
青山繁晴
「はい。これ一時期、あの、大きな問題になったんで皆さんだんだん思い出してこられる、あるいはずっと覚えてらっしゃる方も多いと思いますけどね。これ要は最初、これあの、吉田所長だけじゃなくて、僕が集めた証言の中に、最初は首相官邸も東電本店も原子力安全・保安院もはっきり言うとみんなグルになって、海水入れたら原子炉ダメになっちゃうから、それを迷ったと。迷ってる間にどんどんひどくなって、さすがに吉田所長の現場の判断で、もう海水、原子炉はダメになるけどどんどん入れて、ようやく事態が改善するかになった時に、首相官邸で菅さんが、海水入れたら再臨界になるという無茶苦茶な話をして、でも総理がそうやって譲らないから、官邸に詰めていた東電の技術者あがりの人が、その吉田さんに連絡して、とにかく一旦止めろと言ったと。ところが事実は吉田さんは、ああそうですかと、総理大臣がそう言ってきたんですねと、聞いたふりをして、実際現場には続けろって指示をしたんですよ(一同同意)。吉田所長はあえて言えば、菅総理の勝手な指示を無視したことによって、実は最悪の事態がようやく救われたわけです。それを聞かれたらですよ、いや、そうじゃなくて、自分はそんなこと言ってないのに勝手に東電の技術者あがりの人が誤解して、吉田所長に言ったと。だからこれは、こんな摩訶不思議なことがあるのかになるから、みんながそれは奇怪な顔をしたんですよ、あの場で、さっき映ってたあの場で。そしたら、いや、私も率直に言って全く理解できないって言って、要するにごまかしてるんであって。しかし追及がここで終わるっていうのは奇怪な話であって、私たちが期待した国会事故調そのものが機能してません。従って、お話ししたいのはこれです」
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