河本準一氏が会見、母親の生活保護費返還へ

2012.05.26 Saturday 02:33
くっくり


 河本氏の場合は本人ではなく親族が受給していたケースですが、世の中には、本人が豪邸に住んでいたり高級車を乗り回していたりしているにも関わらず受給している、そんな話がゴロゴロ転がってますよね。

 この「河本事件」をきっかけに不正受給が少しでも減ればいいのですが、確信犯でやっている悪質な人たちに今さら改心せよと言っても詮無いことなんでしょう(T^T)

 そもそもが生活保護って性善説に基づいた制度なんですよね。

 現行の生活保護法が施行されたのは1950(昭和25)年とのことですが、その頃の日本人は謙虚で「生活保護費をもらうなんて恥ずかしい」と考えるのが当たり前だった、すなわち、本当に困窮した人しか受給申請はしないだろうという前提があってこその制度設計だったのでしょう。

 それが今では、さほど困窮していなくても「もらえるもんはもらっとかないと損」と考える人たちが急増してしまっているようです。

 一方で、本当に困っている人たちがもらえずに、受給申請しても役所で門前払いされたとか、そういう話もよく聞きます。

 そこには先ほど書いたような制度の瑕疵や役所の対応の限界に加え、長引く経済不況なども原因としてもちろんあるのでしょうが、もっと根っこのところ、すなわち日本人の気質の変化というものも私はすごく気になります。

 日本人としての「矜持」というものを、この機会にもう一度考えてみたいと思いました。

image[120525-05haha.jpg]

 最後に、河本氏の会見を受けテレビ各局がどういうスタンスを取ったかについてですが、すみません、今日忙しかったのでテレビはTBS「ひるおび!」以外はほとんど見てません(T^T)

 2ちゃんねるをざっと見たところでは、関西ローカルも含め多くの番組で河本氏擁護、片山さつき議員批判といった論調が見られ、河本氏に終始厳しかったのは「ひるおび!」ぐらいだったようです。

 例えば、片山さつき議員への批判の中で「河本氏の実名をツイッターで出したのはやりすぎ」とミスリードした人たちが複数いたそうですが、最初に実名を出したのは片山さんじゃなくて「日刊サイゾー」ですよね。

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