ニッポン天才列伝「ビーバップ!ハイヒール」より
2012.05.08 Tuesday 00:40
くっくり
大量生産を可能にし、アメリカンドリームを手にした高峰。
しかし地元の職人らの反感を買い、研究所を焼き払われてしまう。
高峰は全てを失った。
だが、情熱だけはなくさなかった。
ある日、懐かしい故郷の味に思いを馳せている時のこと。
高峰は、餅を大根おろしと食べれば、胃がもたれないことに気付いた。
その理由を探し求めた結果、大根に含まれる酵素、ジアスターゼにたどり着いた。
この酵素が消化を助けていたのだ。
「このジアスターゼから特に消化作用の強い酵素を抽出すれば、胃腸のための薬になるはずだ!」
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1894年、ジアスターゼから新薬の開発に成功する。
これこそ世界初の胃腸薬「タカヂアスターゼ」である。
この薬は瞬く間に大ヒット。
世界各国で家庭の常備薬として愛されるようになった。
1922年、高峰は長い研究人生に幕を下ろす。
地元紙はその死をこう伝えた。
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「ドクトル・タカミネの死によって、日本は偉大なる国民を失うとともに、アメリカは得がたい一友人を、そして世界は最高の科学者を失った」(ニューヨーク・ヘラルド紙)
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■高柳健次郎(たかやなぎ・けんじろう。1899年1月-1990年7月)
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「テレビの父」と言われる高柳健次郎。
少年時代、勉強が苦手だったが、機械いじりだけは得意だった。
そんな時、彼は恩師にこう声をかけられた。
「今ある技術をやってもダメだ。将来の日本に役立つ技術を自分の手で作り上げるんだ」
この言葉が人生を大きく変える。
24歳の時、「未来のテレビジョン」と書かれた1枚のイラストに心を奪われる。
「これはきっと日本の将来になくてはならないものになる」
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