日本の価値観に合わない現行憲法…家族条項を消したのは日本自身
2012.05.06 Sunday 01:00
くっくり
本来ならばそうした価値観が、国の憲法に吹きこまれていなければならないと思います。これが憲法改正が必要な第一の理由です。
第二の理由は安全保障です。第二章憲法9条。この憲法9条とそれから前文。この2つを合わせて見て、我が国の今の憲法の下で、日本国を守ることができるのかしら。そう思って読めば読むほど、守ることなんてできないと思います。あの前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と書かれています。中国や、今、中東で起きている民主化運動を見てみましょう。シリアのアサド政権。国連の調査ですでに9,000人の国民を軍隊が出動し殺したのです。国際社会はこのアサド政権に非難警告決議をしようと、昨年11月と今年2月、安全保障理事会で討議しました。でも出来ませんでした。中国とロシアが拒否権を発動したからです。中国はまた、北朝鮮の金正恩政権を擁護しています。中国は、イランという核開発の意図が明らかな国に対してもそれを守っています。
つまり私が申し上げたいのは、国際社会は、我が国の憲法前文に書かれているように、"平和を愛する祖国"、もしくは"公正と信義"、そうしたものだけで成り立っているわけではない。国際社会ですから、私たちと同じ価値観の国ももちろんあります。一生懸命に平和と民主主義と人権を法律によって国を統治するという意味で、守ろうとする国々はたくさんあります。でもそうでない国もある。
中国、ロシア、北朝鮮、イラン、シリアは典型的な事例です。こうした国々がすぐ近くにいる時に、中国は過去24年間、異常な軍拡を続けて、我が国を安全保障に脅威を与えています。脅威があれば国の責任として、国民と国土を守るのは当たり前です。でも今の憲法ではそれがなかなか出来ません。私は今国土領海のことを言いましたが、今の9条の条文では、コンピュータによるハッキングも守ることは出来ません。
[7] << [9] >>
comments (12)
trackbacks (2)
<< 「反日」のはずもない?ご冗談でしょう朝日さん!
ニッポン天才列伝「ビーバップ!ハイヒール」より >>
[0] [top]