桜よ日本よ被災地よ

2012.03.26 Monday 19:36
くっくり


【若桜 美しく散りて 国の為 錦をば着て 故郷へ帰る】

 山内文夫さんの作。
 山内さんは静岡県出身、二等飛行兵曹、甲種飛行予科練習生12期。
 神風特別攻撃隊第一正統隊員。
 昭和20年4月6日沖縄周辺の艦船に特攻戦死。当時18歳でした。

 亡くなる間際に書き残した特攻隊員の辞世の歌には、桜をテーマにしたものが数多くあります。
 短い命を燃やし、潔く散る。桜の美学とも言うべきその姿と、自らの生き様(死に様)が重なったからでしょう。

 第一神風特別攻撃隊の4つの部隊の名称は、先ほど紹介した本居宣長の【敷島の 大和心を 人問わば 朝日に匂う 山桜かな】から取って、敷島隊、大和隊、朝日隊、山桜隊と名付けられました。

※山口志郎編「太平洋戦争 将兵万葉集」より

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 さくら さくら ただ舞い落ちる
 いつか生まれ変わる時を信じ
 泣くな友よ 惜別のとき
 飾らないあの笑顔で さあ

 森山直太朗さんの「さくら(独唱)」です。
 J-POPでは毎年のように桜にまつわる新曲が登場しますが、私はこの歌が一番好きです。

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 幕末から明治にかけて日本に滞在した欧米人の多くが、日本人の特徴の一つとして挙げている事柄があります。

 それは「貧しい階層ですら芸術や自然を愛している」というものです。

 欧米ではそれらを愛するのは富裕層だけなのに、日本はそうではないので驚いているのです。

 特に日本人の「花好き」は特筆すべきものだったようで、たとえば、植物採集のため幕末の日本を訪れていたイギリス人のロバート・フォーチュンは、『幕末日本探訪記』(三宅馨訳)の中でこう述べています。

 「日本人の国民性のいちじるしい特色は、下層階級でもみな生来の花好きであるということだ。…もしも花を愛する国民性が、人間の文化生活の高さを証明するものとすれば、日本の低い層の人びとは、イギリスの同じ階級の人達に較べると、ずっと優って見える」

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