2012.03.17 Saturday 01:32
くっくり
加藤恭子編「私は日本のここが好き!—特別版 親愛なる日本の友へ」より
日本で生まれ育った私ですが、3月11日の地震の日には、あらためて、日本人の勤勉さや誠実さを感じました。
一番驚いたのは、震災当日の夕方です。多くの人々が、同じ方向を向いて列をなし、ぞろぞろと、歩いているのです。まるで行進しているようでした。それは、夜中まで続きました。自宅へ帰る人たちですね。
それから数日間、交通機関が復旧するまで、朝の7時頃から、表が騒がしいのです。今度は、会社に向かって、歩く人たちの行進です。
パニックを起こすわけではなく、地震当日は、自宅、自宅。翌日になると、会社、会社へと歩くのですから、日本人の勤勉さは、すごいですね。
お店にいらしているお客さまの中には、片道5時間、往復10時間かけて、会社へ通った方もいました。
電車やバスが、動かないとわかっていても日本人は、仕事に行くのですね。インドネシア人は、こんなときに、会社になんて行きませんよ。日本人とは違います。
「今日がダメなら、明日でいいじゃないか」という考え方です。
約束したことも平気で破ります。言い分はこうです。「自分は、約束を守るつもりでいた。事情があって、できなかったから、しかたがない」と、彼らなりの理由があり、悪いと思っていないのです。
私の主人も、まさに、地震当日は、日本人らしい考え方や行動をしました。
翌日の午前10時に、千葉でセミナーを予定していたのですが、その時間に会場に着くためには、夜10時に目黒の自宅を出発すると言い出したのです。「こんなときに、行かなければならないの?」と私が言うと、「休むのは簡単だけれど、主催者なので、来てくれる人のことを考えなければ。一人でもお客さまがいらしたらどうする、行かなければ」。彼の中には、“休む”という発想は、ないのです。
主人を助けるために、私も一緒に車に乗りました。震災直後で大混雑の高速道路は、まったく前に進めず、千葉に到着したのは、翌朝9時です。
行ってみると、現地も被害を受けており、会場が使えない状態でした。今回、自分の努めを果たそうとする主人を見て、日本人なんだな、と実感しました。
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