安倍4月参拝社説にとりあえずツッコミ

2006.08.06 Sunday 03:51
くっくり


 「一握りの軍国主義者」(A級戦犯)に日本の首相が参拝したら賠償放棄の前提が崩れるという中国の論理に対し、小泉首相は論理的な反論のないまま、参拝を続けてきた。
 次期首相を目指す安倍氏が靖国神社参拝で中国を納得させうる論理を持っているのかどうか。「この先どうするか」こそ、国民が知りたいことだ。他の総裁候補者はそれぞれ語っている。難しい問題である。だからこそ、小手先ではなく、真剣な言葉を聞きたい。
毎日新聞 2006年8月5日 0時26分

<公然と参拝したら、首相・外相・官房長官は在任中に靖国神社参拝をひかえるという紳士協定に反している、と中国が非難しただろう。>

 紳士協定は王毅大使が勝手に言ってるだけ。こちら参照。

<首相の靖国神社参拝が日中間で外交問題となるのは、参拝という行為それ自体に問題があるからではない。靖国神社に合祀(ごうし)されているA級戦犯が問題なのである。……(中略)……「一握りの軍国主義者」(A級戦犯)に日本の首相が参拝したら賠償放棄の前提が崩れるという中国の論理に対し、小泉首相は論理的な反論のないまま、参拝を続けてきた。>

 小泉首相は「A級戦犯」をお参りしてるのではないんですが。そのことは首相もこれまで何度も説明してきたと思うんですが。
 そもそもが、A級戦犯合祀が公になったのは1979年。中国が文句言ってきたのは1985年。「一握りの軍国主義者(A級戦犯)に日本の首相が参拝したら賠償放棄の前提が崩れる」と言うのであれば、なぜ中国はこの間何も言ってこなかったんですか?

 たとえ中国政府の論理が「A級戦犯を分祀すれば参拝OK」だとしても、中国人民はそうは思ってません。
 前回(8/4付エントリー)でも紹介したけど、「言論NPO」と北京大学などが行った日中共同世論調査(朝日新聞8/3参照)によると、中国側は日本の政治家による靖国神社参拝について、30%は「戦犯を外せば参拝してもよい」と答えていますが(但し質問は『戦犯』の区分に言及していない)、51%は「どんな条件でも反対」と強い拒否反応を示してます。つまりこの人たちは「参拝という行為それ自体に問題がある」と思っているんです。

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