「東海」米州法案1票差で否決…米政府は「日本海」支持でもこの先危うい

2012.01.30 Monday 01:49
くっくり


 アメリカのワシントン近郊のバージニア州議会で、「日本海と表記する際、『東海』も併記するよう求める公立学校の教科書に関する法案(州法案第200)」という名称の法案の採決が、26日午後(日本時間27日午前)に行われました。

 バージニア州の公立学校の教科書はすべて、国際基準に従って「日本海(Sea of Japan)」の呼称を使用していますが、韓国政府が主張する「東海(East Sea)」を併記するよう求める法案です。

 提出したのは、韓国系米国人や韓国人が多く住む同州アナンデール選挙区のデーブ・マーズデン議員。
 韓国系団体がアジアの歴史を知らない地方議員にロビー活動を行い、法案提出に至ったのでした。

 結果は賛成7、反対8。
 わずか1票差でギリギリ否決されました。

 今回、法案の提出を働きかけたバージニア韓国人会のホン・イルソン会長は、「来年も再来年も同様の法案上程を働きかけるつもりだ」と語っているそうです。

 産経新聞・ワシントン支局の佐々木類記者は、「韓国側による米社会への働きかけが徐々に浸透し、効果を発揮しつつある現状を浮き彫りにした形だ」と述べています。

 韓国政府は1991年の国連加盟後、各国政府や国際機関などに、日本海について「東海」の単独表記か、「東海」との併記を促してきました。
 
 もちろん日本側もただ手をこまねていたのではなく、在ワシントン日本大使館は産経に対し、「重大な問題であり、議会の状況は注視してきた」と述べています。

 そして、関係者によると、韓国系団体の動きをつかんだ日本側は、州議会に事実関係の説明を行うなど懸命の巻き返しを図ったもようである、と。

 ただ、今回は共和党側から2人が造反し、思わぬ接戦になってしまったわけで、産経は「地方議会も含めた全米規模での対策の練り直しが求められている」と、記事を締めくくっています。


 国連は2004年、「日本海」が標準的な地名であると公式に認めています。

 アメリカ政府の見解もずっと「日本海」支持で来ましたし、昨年8月にも、国務省のトナー副報道官が「『日本海』が国際的に認知された表記だ」と明言しています。

 トナー副報道官の発言については、当時、拙ブログでも取り上げました。

2011/8/10付:米国は以前から「日本海」支持です

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