2006.08.02 Wednesday 23:37
くっくり
日本遺族会(会長、古賀誠・自民党元幹事長)は2日、靖国神社に祭られているA級戦犯の分祀(ぶんし)の是非について、検討会を設置する方針を固めた。同日午後の正副会長会議で古賀氏が提案し、副会長らも応じる見通しだ。靖国神社は「分祀はできない」としているが、最大の支援組織である遺族会で分祀の検討が始まれば、対応を迫られることは必至だ。ただ、遺族会は自民党の主要支持団体でもあることから、分祀問題が総裁選の争点とされることを警戒し、設置時期や検討の開始は、総裁選後になる可能性もある。
古賀氏は今年5月、9月の党総裁選に向けた丹羽・古賀派の政策提言に「分祀の検討」を盛り込むよう個人的見解として提案した。結局、政策提言には盛り込まれなかったが、古賀氏はその後も、会合などで分祀論を積極的に展開している。7月19日には、訪問先の中国でも共産党幹部との会談で考えを説明し、中国側は「注目している。一つのよい方向だ」と評価していた。
遺族会ではこれまで分祀への反対が強く、2月にまとめた活動方針でも「靖国神社自身の問題であり、神社が応じるとは考えられない」として、分祀問題には一切かかわらない立場だった。
古賀氏は5月末、遺族会の役員会でも分祀検討の必要性を提起したが、その時は突然だったこともあり、幹部たちから戸惑いと反発の声が多かったという。しかし、その後、昭和天皇がA級戦犯合祀に「不快感」を示していた元側近のメモが発見されたことで、会内にも動揺が広がり、幹部の間で「BC級戦犯の分祀にまで及ばないのであれば、A級戦犯の分祀については話し合うことも必要ではないか」との意見が増えているという。
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