しつこいようですが皆さん拉致問題を忘れないで下さいね

2011.12.28 Wednesday 22:56
くっくり


 拉致問題は、時々不確かな情報が断片的に出てくることを除けばもう何年も動きがなく、従ってメディアで取り上げられることもあまりなく、風化が進みつつあったと思います。

 私も最近、本棚から拉致問題関連の本を引っ張り出してきて、また読み進めています。

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 その中の1冊、2005年発行のドキュメンタリーコミック「めぐみ」(原作・監修:横田滋さん早紀江さんご夫妻)後編から、早紀江さんによるあとがきを引用いたします。


 全文起こしここから____________________________

 私は、めぐみを、心をこめて育てました。拉致というのは、そのように大切に育てた一人の人間の人格も人生も、すべてを壊してしまう、ものすごく残酷なことです。

 いつもの道を楽しく歩いていた次の瞬間、突然袋に入れられ、工作船の船底に放り込まれて、どこだか分からないまま遠くへ連れて行かれ、そこに何十年も監禁され続けるのです。想像するだけで胸が張り裂けそうになります。

 一方、残された家族は、一人の人間が煙のように跡形もなく消えてしまった現実に、ずっと苦しみ続けるのです。悲しみのあまり、本当に死んでしまいたいと思ったことが何度あったことでしょう。

 北朝鮮は拉致したことを認めた今も、私たちがいくら娘を返せと訴えても、一方的に「死んだ」と通告したまま、誠実さのかけらもない態度を取り続けています。

 めぐみは今日、この瞬間にも、北朝鮮のどこかで「助けて」「お母さん、助けに来て」と叫んでいるに違いありません。13歳のときに拉致されて以来、もう30年近い歳月が流れているのです。こんな残酷なことをする国に対して、誰でも心の底から憤りを感じずにはいられないでしょう。

 親であれば、一刻も早く助けたい、命懸けで救い出したいと考えるのは当然のことです。

 これは、めぐみだけの問題ではありません。北朝鮮によって「死亡」「入国せず」とされたまま、めぐみ同様、いまだに帰れない多くの人たちがいます。さらに、現在は「特定失踪者」と呼ばれている、拉致被害者だと考えられる数多くの行方不明の方々が日本の各地にいます。

 そして、また、拉致の問題は、けっして、私たち被害者家族だけの問題ではありません。誰もが被害者になる可能性があったのです。それだけではありません。北朝鮮の工作員が日本に侵入し、何の罪もない日本人を拉致していくというのは、日本の国そのものに対する犯罪です。国が何より守るべき国民の命と人権が、脅かされ踏みにじられたということです。国として猛烈に怒って、「わが国の国民を今すぐ返せ。無条件で返せ。連れて行った人間を絶対に傷つけるな。返さなかったら絶対許さないぞ」と、真正面からはっきり要求するのが当然すぎるぐらい当然な事です。自分の国の国民を全員必ず取り戻すんだという強い決意を持って、ことに当たるのが、人間としても国の姿としても普通なのではないでしょうか。

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[Serene Bach 2.04R]