「アンカー」東谷暁氏解説第2弾 TPP参加で日本に迫る知られざるリスク(1)

2011.10.21 Friday 02:53
くっくり



山本浩之
「つまりそれは、総合的に勘案して…」

松原聡
「そういうことです」

山本浩之
「損するところもあるけれども、得するところも…」

松原聡
「そう、トータルでプラスだと。それで貿易立国でやっていかざるを得ない、韓国は、そういう国内の不満を、相当強くですね、大統領は抑え付けて、EUともそれからアメリカとも結んだんですね。だからそういうことを考えないとね、あの、何か騙されてこんな不利なことになっちゃいましたよと、いうのは、ほんとに韓国の事情をね(笑)、僕は理解してるとは思えないんだな」

東谷暁
「(苦笑)それはそうかもしれませんが例えばですね、その、経済発展をその、工業製品の輸出で確実にできるっていう保証も何もないわけですね」

松原聡
「それは韓国の選択で…」

東谷暁
「それから農業の場合は…」

松原聡
「それを日本側の先生がね、それをおっしゃるのは(笑)、韓国はそういう選択をして、そのことを韓国がノーと判断すれば今の大統領が負ける、今の政権が落ちるわけですから。そんなことは、分かんないでやってたらそれはおかしいですよ?でもトータルに全部分かった上で、そういうふうに判断したんですからね」

東谷暁
「でもそのことをですね、私たちがその、教訓としたり、それから、えー、そのことによってTPPを、あの、読む、読み、見抜くですね…」

松原聡
「あ、それはいいですよ、あ、それはいいです…」

山本浩之
「じゃあ伺いたいのは、例えば韓国の場合はその金融、保険、それから医療がですね、あの、打撃を受けるとおっしゃいますが、どう打撃を受けますか」

東谷暁
「今まではですね、共済組織とかそういうものはですね、あの、利子も高いんですね。だから、その、えー、安い契約金で高い利子を払うって、そういう経営が可能だったわけですね。そういうものがですね、等し並み(ひとしなみ)にそういう経営が全くできなくなっていくっていうことですから、それは打撃を受けますね。それから地域的なもの、っていうのが非常に多いわけですね、韓国では、その、共済的なものっていうのは。それがあの、次々と危機に陥る、可能性もあるということですね。で、もちろんその、総合的に考えたっていうことですが、あの、それはどこの国でも総合的に考えたって言いますよ。だけれど、えー、よほどの工業製品の輸出が伸びない限りですね、韓国は、ますますその、農業だけダメになっただけじゃなくてですね、工業の輸出も必ずしもですね、いい状況ではないわけです。例えば、今ですね、世界経済自体がですね、あの、非常に危機に陥りがちであると。じゃあアメリカとFTAを結んだからですね、アメリカへどんどん輸出できるかと、それはなかなか(笑)僕はできないと思いますね。なぜかと言ったら、アメリカが韓国に、えー、やってくれる、してくれるっていうのは、例えば自動車は2.5%の関税を引き下げる(笑)、それからもう一つが例えば、液晶テレビは5%安くしてくれる、そのことでですね、韓国がじゃあ急激に輸出を伸ばすことができるかって言ったら、私はできないと思いますね。なぜなら韓国が今まで輸出を伸ばしてきたのは、ウォンの、通貨であるウォンが、2分の1ぐらいまで下落したからですね。非常に、国際マクロ経済的に見てですね、その、通貨が下落した時には輸出がものすごく楽になるわけですね。そのことで、韓国はどんどんと輸出をあの、増やしてきたわけですよ。で、あの、中にはですね、財界の人なんかも、米韓FTAっていうのはすでに結ばれたものだと思ってですね、韓国が、えー、対米輸出を伸ばしたのはですね、その、FTAのおかげだと、そういう論じ方をする人もいるんですが、これは根本的に間違ってますね(笑)。なぜかって言ったら、今までまだ、発効すらしてないんですね」

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