【東日本大震災-9】外国人から見た日本と日本人(31)

2011.10.18 Tuesday 01:50
くっくり



 今は原発の事故などで大きな不安があるけど、必ず日本の国は早い時期に復興します。また国民には復興を信じてやり遂げる力と気持ちがあります。国も国民を守るけど、国民みんなも大きく助け合って支える。国民みんなが日本という国に信頼感を持っているからこそ、みんな騒がないでいられる。

 今、両陛下が被災地を慰問して回ってるけど、陛下から優しく慰められたり励まされると、お金や品物には代えられない大きな力を与えられる。お見舞いを受けた人たちは、みんな心から喜んでいて、私なんかもよかったなぁ、と思うね。

■ギミル・ハリ・パラサド=ネパール人。1985年(昭和60年)生まれ。敬愛大学国際学部に留学中。日本滞在期間通算約4年。
 日本は、必ず元のように元気になれます。私はそう思っています。日本人には頑張る力も優れた技術もある。お金も集まってきている。こんなに大きな災害にあっても、今もこの国は動いています。もしネパールでこのくらいの地震がおきたら、国の80%はダメになっているでしょう。津波に町は流されました。東京もすごく揺れました。でも地震でビルは倒れなかった。日本の技術が優れているから。日本人はやると決めたらやれる人たちだから、政府から具体的にこうしましょう、という発表があれば、国民みんなで頑張って、もっと強い国、もっといい国を作ることもできます。必要なのは「がんばろう日本」の何を頑張るか、具体的にわかることだけです。

〈中略〉有楽町駅前の地下のマクドナルドで働いているとき、地震がきました。3時にシフトが終わる直前で、調理をしていました。ポテトの油が大きな波になって溢(あふ)れそうでした。もちろん私はすごくびっくりしました。しかしけっこう込んでいた店内では、パニックになってる人はいなかった。まだ食べ続けている人もいました。ずっと揺れていて危ないので、お客様にコーヒー券を配ってお店から出ていただいてから、本社に連絡しお店を閉めました。

〈中略〉外に出てきたら周りのビルから人がみんな出てきていて、道はもう人でいっぱいでした。木も揺れていてみんな不安そうに上の方を見たりしていましたが、騒いでいる人がいなくて不思議でした。電車が止まって、千葉の家まで帰るのは無理だとわかったので友達の家がある亀戸(かめいど)まで歩いて行くことにしましたが、そう決めるまで有楽町から東京駅まで行ったり来たりしているとき、道にも駅にも溢れている大勢の人たちを見ました。みんな静かでマナーも良かったので私は驚き、携帯電話でその様子を写真に撮りました。隣の駅まで続いている長いタクシー待ちの行列、駅の中とか。そして「日本人の礼儀」という題をつけて後でフェイスブックに載せました。世界中の人たちに見せたいと思ったからです。

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