【東日本大震災-9】外国人から見た日本と日本人(31)

2011.10.18 Tuesday 01:50
くっくり



 日本文学研究者として俳句や小説などのペルシャ語訳を手掛けてきた。イランの俳句は五七五でなく、3行程度の短詩。インターネットの交流サイト「フェイスブック」には約600人の愛好者が登録しているという。

 「イラン人にもっと俳句を広めたい。日本人のように自然に敬意を払い、相手を思いやる心を伝えたい」

 句集の問い合わせは国際交流基金 電話03・5369・6071。

■サダット・レザイ・モハマッド・アリ=イラン人。1964年(昭和39年)生まれ。東京の日暮里でペルシャ・トルコ料理レストランを経営。日本滞在期間18年。
 国籍はイランだけど18年日本に住んで、もう私の思いは日本にある。今度みたいに皆が食べ物に困ったとき、私は食べ物を提供することができる。食べ物屋として皆の役に立ちたいし、自分の務めだと思っているよ。だから私はこの仕事を離れないで何があっても日本に、この地に居続けようと思っています。

 地震の後、家賃払ったりスタッフの給料、食材買ったりで、この2ヶ月で私は1年分の貯金をほとんど使ってしまった。でもスタッフを減らしたり店を閉めたりはしない。それは新たな社会の問題を作り出すことになるから。続けられるだけ今の状態でやって、スタッフを困らせるようなことはしないで頑張ります。

 今、世界中から日本に支援が来たり、援助物資が送られてくるけど、それは今まで世界中のどこかの国で大きな災難があったときに、日本がいろんな形で助けてきたから、その感謝の気持ちが届けられてきているのだと思う。私はかつて13ヶ国を回って焼き物の皿や器の商売をしてたけど、どの国に行っても日本製品の優秀さを皆が高く評価していた。その国にこんな大地震や大津波が起きて、どの国の人たちも心から心配して助けたいとしていると思います。国民の平均収入が少なくて1日2ドル3ドルで生活しているアフガニスタンで、一般の人たちから35万円もの義援金が集まったと知って本当に驚いた。

〈中略〉今回の震災で被災した人たちは皆な悲しんで苦しんで、これからの再建は大変だと思うけど、世界中で日本くらいこういう災害に対して早く復興できる国はない。他の国の何倍もの速さでインフラを整え、道路や建物を再建し町を復興させていく。日本の復興力への信頼は、とても大きい。被災者たちが冷静で落ち着いていることに世界中が驚いたのは、国民性もあるとは思うけど、必ず国が護ってくれる、助けてくれる、放ってはおかない、という強い信頼があるからこそパニックになったり、泣き叫んだりしないのだと思う。

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