【東日本大震災-9】外国人から見た日本と日本人(31)

2011.10.18 Tuesday 01:50
くっくり



 彼女はソウルで“文化空間”としてギャラリー・レストラン「ザ・ソホー」を運営。短歌を通じ日韓の理解と和解を詠み続けた母の志を継ぎ、これまで母の歌集の韓国語や英語への翻訳出版、朗読会やコンサートなど記念イベントを開き、2008年には日韓文化交流基金賞を受賞した。

 歌詠みの母なら君に伝えしを同じ痛みを分かつ心を
 その節制、忍耐、配慮、その毅然、亡き母の内に吾見たるもの
 大人なら心で泣けと諭し母心で泣く君見て思い出す

 日本人を「君」と呼びかけ感動と激励を詠んだ短歌は約200首。韓国語訳も付いている。

 先駆けて進む国のみ示しうる犠牲と毅然(きぜん)言葉少なに
 一握の光かざして踏み出せばすでに遠くにかすむ悲しみ

(黒田勝弘)

■俳句集で震災復興支援(産経9/22・文化面)
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 東日本大震災の甚大な被害をイランのテレビで見て「できることはないか」と考えた。テヘラン在住のゴドラトッラー・ザーケリーさん(35)は5月、復興への祈りをテーマにテヘランで句会を開催。そこから約50句を収録した「HAIKU集 希望」を編さんし、約600部を抱えて来日した。

 「日本で大地が揺れた 世界では たくさんの心が揺れた」

 ペルシャ語の句を、アジア経済研究所のイラン研究所、岩崎葉子さんと協力して訳した。「宮城県の避難所で、読んだ女性が涙を流してくれた。もっと多くの人に届けたい」。被災地の図書館など配布先を探している。

 テヘラン大学で日本文学を専攻。卒業後間もない平成15年にイラン南東部バムで大地震が起き、日本赤十字社の医療チームの通訳を務めた。

 親族全員を失った男性にどう接したらいいのか、皆が悩んでいたとき、熊本から派遣されていた医師がテントに落ちる雨の音を俳句にした。

 「がれきの中でも雨の音はまた楽しいという一句だった。その句が与えた希望の力は忘れられない」

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