【東日本大震災-9】外国人から見た日本と日本人(31)

2011.10.18 Tuesday 01:50
くっくり



 黒人男性が見せた深い思いやりは、ひたすら故郷を思い、支援を訴えた人々の心に感動を引き起こした。

 岩崎氏は「たとえホームレスであれ、自分より困った人に手を差し伸べることに感激した」と振り返る。

 会員らは募金活動中、多くの米国人から「同時テロの際、日本に助けられた。恩返しです」と言われ、震災とテロによる心の傷が両者を結び付けているとも感じた。

 10年前のテロ後、邦人の米国での献身的な行為は地元で感謝された。米滞在10年以上になる会社員の森佳子さんは、テロ発生の直後、「まずは献血を」と現場近くに駆け付けた。

 森さんは今年3月の震災発生時も、日本行きの航空機に飛び乗った。11日に100歳の誕生日を迎えた祖母を励まそうと思ったからだという。

 母国の惨状を目に焼き付けてニューヨークに戻り、4月に金融機関に就職すると、初任給を被災地に寄付した。森さんは「すべてを失った被災者と違い、私は仕事の機会に恵まれた」と語る。

 米在住の東北人の中には、震災にいてもたってもいられず、「マッサージをして差し上げたい」と、帰国した指圧師もいたという。
(以下略)

キーン氏「私から日本をとったら何も残らない」(読売9/3)
 東日本大震災を機に日本国籍の取得を決意し、1日、成田に到着したドナルド・キーン米コロンビア大名誉教授(89)が2日、東京・北区の自宅で読売新聞のインタビューに応じた。

 「東北は必ず、復興する」。そう信じる理由などを語った。

 3月11日直後は、ニューヨークでテレビ画面を通じて「黒い津波」の脅威に打ちのめされた。しかし、「家が流されても取り乱さず、人を思いやる日本人の姿を見て誇りがわき上がった。私から日本をとったら何も残らない。日本人として残りの人生を生きたい、と強く思いました」。

 大地震、台風、洪水。災害の多い日本では、「すべては移り変わる」という仏教的な無常観が根づいているが、「不思議なことに、和歌や物語には古来、地震や津波がほとんど出てこない。自然の無慈悲を嘆いて廃虚のまま放っておかないで、何度でもそれまで以上のものを立て直してきた。それが日本人です」。


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