【東日本大震災-9】外国人から見た日本と日本人(31)

2011.10.18 Tuesday 01:50
くっくり



 過去60年で最悪レベルの干魃(かんばつ)で今、食料危機が深刻なアフリカ東部のエチオピアからも「善意」が届いている。1人あたりの国民総所得が330ドルという最貧国のひとつにもかかわらず、政府が企業などに呼びかけて544万ブル(約2500万円)が集まった。

 「日本は昔から重要なパートナーだ」

 首都アディスアベバで6月23日に行われた寄付金贈呈式でハイレマリアム副首相兼外相はこう述べた。

 日本とは約80年の古い外交関係にある同国は帝国主義時代、欧米列強に抵抗してきた歴史を持ち、その際のモデルが日本だった。当時は学校で日本の近代化について教えられたほどで、今も高齢者ほど日本への思い入れは強い。

 寄付金ばかりではない。インド洋の島国、モルディブは約60万個ものツナ缶を日本に届けた。2004年のインド洋大津波で、長期保存可能なツナ缶が被災住民の貴重な食料となった経験を踏まえての判断だ。

 主に輸出用のツナ缶は、国内では1個が1人の外食費の数回分に相当する高価な品物だ。大量のツナ缶を用意する費用を工面するため、同国は3月中旬、チャリティー番組をテレビ・ラジオで企画。36時間に及ぶ放送を通じて約900万ルフィヤ(約5千万円)が集まった。

 モルディブにとり日本は最大の支援国。インド洋大津波では、首都マレのある島の被害が日本の援助で整備された護岸で少なかったこともあり、恩返しの機運が高まった。

【9・11から10年】米中枢同時テロと重なる東日本大震災 祖国に思い寄せる在NY邦人たち(産経9/8)
 【ニューヨーク=黒沢潤】米中枢同時テロから10年、また東日本大震災から半年の11日をニューヨーク在住の日本人は特別な思いで迎えようとしている。

 「永遠に忘れない」。ニューヨーク岩手県人会の岩崎雄亮会長(66)は“あの日”のことを静かに語り始めた。震災後、極寒のニューヨークの街頭で募金活動をしていたときだ。県人会員が声を張り上げていると、ボロをまとい穴の開いた靴を履くホームレスの黒人男性が3ドルを寄付した。

 「私は一晩食べなくても大丈夫。だが日本の被災者は私と違い、明日も次の日も食べ物がないのだろう」

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