【東日本大震災-9】外国人から見た日本と日本人(31)

2011.10.18 Tuesday 01:50
くっくり


 
小さな国々から恩返しの「ありがとう」(産経8/9)
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 【画像=モルディブの首都マレの港を囲む消波堤。日本の支援で建設され、インド洋大津波でも大きな被害から国民を守った。ツナ缶60万個はその恩返しだった=2006年11月(渡守麻衣撮影)】

 東日本大震災で日本に寄せられた「善意」は小さな国々とその国民にも広がった。貧しくとも、子供たちはわずかの蓄えからコインを差し出し、歴史的な日本への思いを表した国がある。かつて大災害を受けた国はその経験で独自の支援に乗り出した。91カ国・地域が175億円以上の寄付金を表明し、日本赤十字社が海外から受け付けた寄付金は約386億円に上る。支援の形は異なるものの、そこに共通するのは日本が国際社会と築いてきた「絆(きずな)」である。

 親日国が多い太平洋島嶼(とうしょ)国の1つ、トンガ。政府からの20万パアンガ(約900万円)と別に現地の小学校の児童が5月5日、校長と日本大使館を訪れ、99パアンガを寄付した。

 「日本からもらったものと比べると本当に少ない金額だけど、日本に神のご加護があるよう親愛の気持ちを込めて贈ります」

 添えられたメッセージには、そう記されていた。

 児童が使う学校の教室やトイレ棟は日本の支援で整備された。寄付金は児童からの恩返しだ。「小遣い」の習慣がない同国で、子供はお使いの釣り銭の一部をもらうなどして貯金する。蓄えた1パアンガで飲む缶ジュースはたまのぜいたくだ。集まった寄付金は50セント硬貨(1パアンガ=100セント)が大半だった。

 アフリカ西部マリでは政府が3千万CFAフラン(約600万円)を寄付したが、4月、南部の村民が日本の支援でつくられた橋の引き渡し式の際、突然、10万CFAフランを手渡し、出席した日本の川田正博大使を驚かせた。質素な生活を送る村民には大金だ。

 村民は村にいくつかしかないテレビを共同でみて、日本の被害を知った。「自国の復旧を差し置いて日本は支援の約束を果たした」。村民の目にはそう映った。橋は被災地の復興も祈って「KIBOH BASHI(希望橋)」と名付けられた。

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