2006.07.26 Wednesday 00:50
くっくり
このあたりの下品さとは裏腹に、内容はかなりしっかりしています。というか、皇室事情に関してはブッちぎりで抜いてきた朝日の宮内庁詰めの意地と悔しさが詰まったような内容だ。
これを読むと、昭和天皇ご発言メモについての真贋論争ではほぼ真正のものであるというコンセンサスが関係者の間で出来ていることがわかる。
私のところにも毎日何百通もメールが来まして、偽造だの謀略だのと言ってこられる。気持ちはわからないでもないですが(苦笑)素人の方々はやはり現場をご存じない。
もしこれが日経による意図的な誤報なら、間違いなく日経新聞社は潰れます。それほどのリスクを負って、何者かの謀略に加担するとは思えない。
真正なものかどうかということについてはメモそのものの真偽と、発言が昭和天皇のものかどうかという二点に分けて考えられると思われる。
これらについてはいずれも、日経は多くの関係者にウラをとっているようです。そして、何よりもCD-ROM化したという「富田日記」そのものの存在がある。検証を頼まれた関係者たちは、この日記とメモをつきあわせて一連の流れと文脈から、メモの蓋然性を確信したのでしょう。
皇室をめぐる報道関係者や歴史家、評論家などは、それぞれライバルでありながら、ひとつのファミリーのようなところがあります。極めて閉鎖的な社会です。その中で、突出した偽造や暴走はまず考えがたい。これは、文藝春秋という、そうした集団の周辺にいたことのある私の率直な感想として、正直にここに申し述べておきましょう。
ちなみに、私が『文藝春秋』の編集部にいたのは、メモを巡って問題になっている藤尾発言や奥野発言のまさにその時であり、奥野誠亮先生が『文藝春秋』に発表された「侵略発言何が悪い」の担当者が私です。
それ以上は、富田元長官と同様に「棺桶に入れて一緒に焼いてもらう」つもりなので申しませんが(笑)。
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