総連本部差し押さえ阻止を狙う北朝鮮?原点に戻り拉致問題に注目を

2011.10.15 Saturday 02:14
くっくり



 北朝鮮側の狙いとして、青山繁晴さんが挙げたのが、「国際社会、特にアメリカに『核保有国』と認知させること」でした。

 アメリカのオバマ政権は、北朝鮮と水面下で二国間交渉をすでに行っており、北朝鮮の核開発に関しては「一時凍結してくれたらいい」と、そこまで下りてきていると。

 だから北朝鮮は6カ国協議を開きたい。
 (この場合の6カ国協議はもちろん、本来の「核開発を止めさせる」ための協議ではない)

 その布石として外交的に弱い日本を利用する、そのために日本を拉致問題で釣ろうとしている、というお話でした。


 実は、これとは全く別の見方をしている専門家もおられます。
 上の青山さんの話と比べるとかなりミクロな話で、それだけに生々しいとも言えるのですが……。

 それは、「正論」2011年10月号掲載の【拉致と「自主革命党」、そして「市民の党」の深い闇】と題された西岡力さんの論説です。

 10月号の発売日は9月1日ですから、たぶん8月半ば頃までに書かれたものでしょう。
 だからその後もしかしたら見解が変わってるかもしれないとも思ったのですが、西岡力さんのブログを拝見した限り、そういうことはないようです。

 (西岡さんは9月1日時点で「正論」10月号に寄稿したことを知らせる内容のエントリーをUPされていますが、そこにも、それより後のエントリーにも、「執筆時と状況が変化した」といった注釈はありません)

 その「正論」10月号で、西岡さんは、拉致問題あるいは日朝交渉に影響を与える可能性があるファクターとして、以下の2つの動きを挙げています。

image[111014-02nakaison.jpg]

(1)中井洽元拉致問題担当相と北朝鮮の宋日昊・日朝国交正常化交渉担当大使との極秘交渉

 産経新聞が7月26日からスクープ報道したが、これは、あまりにも前のめりな交渉を、退任を言明している総理(菅直人前総理)がやっていることについて、心配した日本政府内の官邸勢力がリークしたのではないか。

 見逃してはならないことは、北朝鮮側が退任間近の菅首相との交渉に応じるほど対日接近に焦っていたということ。

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