戦前に朝鮮人衆議院議員がいた「SAPIO」07.5.9号&慰安婦問題の現状

2011.09.17 Saturday 00:55
くっくり



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 【衆議院議員当選を祝う朴春琴(中央の人物)。画像は「Wikipedia」より】

 これを読んだ時、私は、自分があいまいにしか知らなかった歴史の姿が鮮明に見えてきたような気がしました。1910年(明治43年)、日本は朝鮮を植民地化します。これは世界的にも珍しい併合という植民地化でした。つまり、朝鮮人を日本人化するわけです。言い換えると、この時から、朝鮮人というのは国民名ではなく、岩手人とか広島人とか北陸人とか九州人とかいう一種の県人名のようなものになったのです。そして、実質的な差別はあったにしろ、形式的には同じ国民としての権利が保障されることになります。普通選挙が実施されれば、原則的には、日本国民として選挙権も、被選挙権さえも持つことになるのです。だからこそ、戦前に朝鮮人の国会議員がいたのです。

 つけ加えておくと、朴春琴は朴春琴のままで、日本風の名前を名乗らず国会議員になっています。日本名の強制が世に言われているほどの強制ではなかったことの証拠です。

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 【朴春琴。画像は「あの人検索SPYSEE」より】

 さて、国会議員まで出している人たちの娘に銃剣を突きつけて連行し、売春を強制する、なんていうことが、普通考えられるでしょうか。形式的とはいえ、同じ日本国民なのです。軍という国家機関がそういうことをする可能性は低いと言わざるをえません。半面、同じ日本国民にあらざる敵地の婦女子に対しては、売春を強制したり、さらには強姦することも、可能性としてはあったということになります。

 私は、慰安婦の多くが好んで慰安婦になったとは思いません。甘言、瞞着(まんちゃく)によるものがほとんどで、自ら選んでそうなった場合でさえ、背景には貧困があります。これは豊かな現在の日本のいわゆる風俗嬢の場合でもそうなのです。大国間の利害に翻弄された当時の朝鮮なら、なおさらでしょう。

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