久米宏氏の韓国に対する認識の間違いを正す「SAPIO」01.8.22/9.5号

2011.09.05 Monday 01:28
くっくり



 いったいどうして韓国人はこんなことを主張するのか。もちろんあくまで公平にものを言えば、日本はかつて渡来人や帰化人の技術を多く取り入れましたから、法隆寺の金堂壁画が外国人、例えば朝鮮半島から来た人や中国から来た人、あるいはさらにシルクロードから来た人の手になっている可能性が無いとは言えません。しかし、高句麗人の曇微であるということは全く根拠の無いことであり、常識的に考えても、僧侶と画工とは違います。僧侶が手遊(すさ)び掛け軸ぐらいの大きさの絵を描くことはあります。また、屏風絵や襖絵を描くことぐらいはあるかもしれません。しかし、壁画となると、かなり専門的な技巧を必要とし、専門家でもない僧侶が描くなどということはあり得ません。もし曇微がそれをやったということに対して明確な証拠になるような史料でもあれば話は別ですが、少なくとも私の知る限り、そのようなものは一切ありません。これは明らかに事実とは言えないことであり、少なくとも教科書に書くべきようなことではないということは断言できます。では、どうしてそういうあやふやなことを教科書に堂々と書くのか。そういうことを書かしめる韓国人の真意はどこにあるのか。

 久米さん、こういう話はご存じですか。日本人は昔、烏帽子(えぼし)というものをかぶりましたね。日本独特の、あの縦長の帽子です。これは中国の冠(かんむり)に代わるものですが、これはいったいどこから伝わったのかということです。韓国人は次のように言います。

 「あれは、実は靴下なんだ。日本人が何か頭にかぶりたいというから、俺たちが靴下をポイと捨ててやったら、あいつら頭にかぶったのさ」

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 これが本当の話ですよ。お疑いなら、年配の韓国人にお聞きください。少なくとも嘘をつかない人なら、否定はしないはずです。もちろんこれもあくまで公平に言いますが、日本の36年にわたる植民地支配がそういう反感を募らせたのだという側面は確かにあるのかもしれません。しかしながら、この感情は根本的にはこういうことなんです。

 朝鮮半島というのは、ずっと儒教文化の国です。つまり、中国型文明の国ということですね。それはあくまで中国を規範とし、それ以外の文明はすべて(ここがいちばん肝心なのですが)野蛮であるとするという発想です。そして、この東アジアの儒教文化圏、中国文化圏の中で、朝鮮半島というのは明らかに最優等生でした。これは事実です。例えば日本は、科挙という制度がありませんでした。しかし、朝鮮半島はそれを採用し、常に国家の役人というものは科挙で選ばれていました。また、両班(ヤンパン)という支配階級は本来、外国語である中国語を自由自在に読みこなし、中国語の歴史書や文学書をまるで自分の国の古典のように扱っていました。ちなみに、近代以前、朝鮮半島の両班が歴史を学ぶと言えば、それは自国の韓国史を学ぶことではなくて、中国史を学ぶという意味だったのです。そういう儒教文化絶対の朝鮮半島から見ると、日本はどうしても「野蛮で遅れた国」となります。

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