【東日本大震災-8】外国人から見た日本と日本人(29)

2011.08.06 Saturday 01:16
くっくり



 中国人の心の奥底には絶えず日本に対して小さな火種があり、歴史から受け継いだこのようなものは簡単に消え去らないし、解決も難しく、右往左往するばかりだ。多くの中国人は私同様、日本に対して無関心の姿勢をとり、議論せず、興味を持たないなどと逃避する。

 このたびの日本の大地震に対して、大多数の中国人の心情は私と大差ないものだと思う。災害を喜ぶものはごく少数であり、涙を流すような反応もごく少数で、大多数の中国人は心静かに事態を見ていた。

 私たちはまた、次のようなことも心静かに見た。日本人が巨大な混乱の最中に冷静に振る舞い、秩序正しく列を作り、穏やかに過ごしているのを。まるで日常生活の一部であるかのようで、巨大な災害に見舞われているようには見えない。このような大地震においても、なおかつ多くの建物が毅然として残り、遭難しても努めて冷静で優秀な強者の振る舞いは、他人を敬服させ真似できないと思わせる。日本には涙は無縁なのか、まばたきをしない能力があるのか、こうしたことは立派に思える。

 だが調べてみると、日本の面積は37平方キロ、四川省の面積は48.4万平方キロであり、日本は四川よりも小さい。M9.0の地震が日本全体にいかに大きな影響があるかは容易に推察できるのだ。

 地震発生から2日が経ったいま、日本の地震はすでに世界じゅうを驚かし、被害の状況は映像で詳細に報じられ、原発のニュースも大きな話題になり、世界終末を描いた映画『2012』の再現ではないかとの憶測が立ち上がっている。私たちの心情も次第に真心からの関心に変わっていく。私たちは日本に対して羨望や嫉妬や恨みが混じった情緒を持つものの、このような驚愕の災害を前にしては同じ人類という意識に変わる。私たちは共同して立ち向かおう。

 がんばれ、日本!

※ブログには書き込み後、7時間のあいだに57件のコメントが寄せられた。戦争の恨みを綴って、日本に声援を送る作者に批判的な意見もあるが、多くが作者の複雑な心情に共感しつつ、最終的に日本を応援しようとする内容だった。


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