【東日本大震災-7】外国人から見た日本と日本人(28)

2011.07.11 Monday 19:42
くっくり



 ハラキリ=切腹は名誉ある死、この発想は武家社会から生まれたという。ひとりが悪事を働いても、その人物が自死をして償うことによって、家族、親戚は潔白となることができる。一家に属しているという概念が強いからである。

 日本人が昔から保ってきた近隣の住民とのつながりが、いまだに生きていることにも注目したい。近所付き合いの頻度は犯罪率とも関係しているからである。徒歩15分圏内でお互いに交友関係が多い住民の住む地域と、付き合いがほぼない住民の住む地域を比べると、付き合いの多い地域の方が断然、犯罪率が低い。1950〜80年代において、多くの先進国で犯罪率は大幅にアップしたが、日本だけは大幅に増えることはなかった。

 第二次世界大戦後から現在に至る道のりのなかで、多くの先進国は海外からの移民を受け入れてきた。しかし日本は移民を受け入れず、日本人だけで構成する社会を大切にしてきた。産業が発達していることもそれが可能であった理由のひとつだろう。大きな変化を選択したり、受け入れたりするのが難しい国民性だ。ギリシャを含め、多くの欧州国では、移民を受け入れてから近隣の住民との人付き合いが減って、社会全体でも見知らぬ他人と助け合っていくような共同体意識が崩壊した。

 この未曾有の大災害のあと、日本人が築き上げてきた秩序のある社会や、称賛されるべき勇敢さがさらに試されていくことになろうが、震災後数週間の行動を見ていても、本当にすばらしいと言える。これは欧州やギリシャの社会の手本にすべきものである。このような勤勉さや秩序を取り入れようとしなければ、ギリシャ社会の崩壊はさらに進むであろう。

東日本大震災:日本語学校留学生がボランティア(毎日5/27 23:01)
image[110711-07voran.jpg]

 仙台市や東京都などの日本語学校に通う外国人留学生165人が27日、東日本大震災で被災した宮城県石巻市でがれき撤去や泥かきなどのボランティア活動に取り組んだ。参加者の国籍・出身地は中国、香港、韓国、米国、ポーランドなど約20カ国・地域。初めて被災地を訪れた留学生は「信じられない」と言葉を失った。

[7] << [9] >>
comments (4)
trackbacks (0)


<< 【ご報告】夏バテじゃなくて耳の病気でした
「アンカー」巨額献金は菅・鳩山だけでなく党ぐるみ?北朝鮮の日本侵食! >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]