【東日本大震災-7】外国人から見た日本と日本人(28)

2011.07.11 Monday 19:42
くっくり



 皇太子は15日、都内で本紙の取材に対し「欧州では日本旅行は危ないという見方が広がっているが、危険ではないと示したかった。遊覧船から見た松島の自然は素晴らしく、東北地方にとって観光が重要だとよく分かった」と語った。

 そして福島第一原発の事故で関心が高まる自然エネルギーについて、「再生可能エネルギーのノウハウについて日本と協力する用意がある」と述べ、デンマークが推進する風力発電などでの技術協力に意欲を示した。(国際部 青木佐知子)

■ギリシャの国営放送「ET3」(テッサロニキ支部)の公式サイトに掲載された4月5日付コラム【津波のあと、菊の花は折れなかった】
 日本の社会は非常にレベルの高い民度を持っていることを、この災害によって私たちに思い出させてくれた。それは大災害のあととは思えないほどの人々のすばらしい協力体制、思いやりにあふれた行ない、驚くほどの忍耐力などだ。

 この日本人の行動のルーツは、古い時代からの深い社会とのつながりと、強い共同体意識にある。このシステムはアメリカやヨーロッパではすでに崩壊した。しかし日本ではいまだに存在している。日本人の行ないは、まるで長い期間にわたり一緒にクルーズ旅行をしている船の乗客たちのようであった。一隻の船のなかで、お互いにルールを守り、協力して、思いやりを忘れずに親切にし合う。

 それに比べて、災害時における欧米の人々の行ないは、ニューヨークのマンハッタンとスタテン島をつなぐスタテンアイランド・フェリーのようだ。人々は押し合いへし合い、喧嘩をしているあいだに向こう岸へたどり着く。乗る時間は短いし、フェリーボートを降りてしまえば二度と会うこともないから、という態度だ。

 日本人の礼儀正しい行ないは、罪と恥の文化にも起因しているのだろう。フェリーボートのなかで押し合ったり、人に迷惑をかけたりすることは恥だという発想を持っている。日本社会では悪い行ないをすると、社会から圧迫を受ける。たとえ東京のような大都市でも、隣近所なので、そのような共同体の一員としての意識がある。

 ギリシャと日本はとても近くて遠い国だ。古代ギリシャでも「イコス」(古代ギリシャ語で「家」「家族」などの意)という、「名誉ある家族」という観念があった。家族や親戚一同に関しての評判は大切で、恥ずべき行ないをする人間を出すべきではないという発想に基づいていたという。

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