保守系識者諸氏が見た震災(2)
2011.06.18 Saturday 00:56
くっくり
「そうじゃありませんね。二千六百年続いてきた皇室が原因ですよ」と。
たしかに、国難のいま、私たちを斉(ひと)しく打つものは、皇室、何よりも両陛下の、あの同床同高とも申しあぐべきご姿勢に表れた何かである。祈りである。今回だけではない。これまでの日本中の被災地めぐりだけでもない。先の戦災地、さらには南冥(なんめい)の島々まで、慰霊の旅をも、お二人は重ねてこられた。しかも史上、「恤民」すなわち民を哀れむは、皇道の第一義として歴代天皇の最も実践してこられたところであった。
であればこそ、国民も常にそれに感じ、「民を思い、倹を守る」お姿以上に頭を高くすることを慎んできたのだ。被災地で命を救われたおばあさんが「すみません」とお礼を言って美談となったそうだが、このような国なればこそ、自(おの)ずと培われてきた節度なのである。(中略)
戦後66年、憲法の一行をも変ええず、民主主義を盾に政治家の皇室軽視の言動が昂(こう)ずる一方で来ただけに、大天災の中で却(かえ)って強められた君民の絆は、なお尊く、真に日本の未来を照らす光ではなかろうか。
政治家は「一寸先は闇だ」というが、祈りを通じて天皇皇后は国の全体を見透しておられる。でなくして、皇后美智子さまが、『岬みな海照らさむと点(とも)るとき弓なして明かるこの国ならむ』とお詠みになることはなかったであろう。
天皇皇后の祈りとは何か−−これを考えるべき時が来た。】
<産経5/9付 竹本忠雄「両陛下の祈り 『なぜか』への至上の答え」>
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【千年に一度とも言ふ東日本大震災の惨禍は、インフラの早期復興と同時に、今度こそ六十六年の長きに亘つて眠らされ続けて来た日本人の精神的復興が急務なることを告げてゐる。そして死者達のためにも今こそその好機だと捉へるべきなのだ。なぜなら、我々は日々の報道の中に、被災者も含めて全国民の心に殆ど本能的に湧き上がつて来た己を空しくして義勇公に奉じる心、他国が賞賛する遵法精神、公益推進の意欲や隣人から周囲へと広がる博愛の精神を見るからだ。また家族の強い絆こそは社会の基盤であることを、限りなく多く流された涙とともに再確認した。そして常に国民とともにおはして皇祖皇宗に国家国民の安寧を祈られる天皇の御存在がある。大震災を機に澎湃(ほうはい)と湧き起こつて来たこの国民の思ひ。そのことを素直に確認し、肯定することが本然の己を恢復(かいふく)することであり、それはそのまま日本の精神的復興に繋がる。今、恐らく左翼反日勢力はこの国民のナショナルな動向を最も警戒してゐるのではないか。
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