保守系識者諸氏が見た震災(2)

2011.06.18 Saturday 00:56
くっくり


 無数の感動的な人々がいる。福島原発の作業員、工場が損壊した民間企業、東北新幹線を49日で開通させた人たち、被災地の市長・町長、漁業関係者、商工業者。「役に立ててうれしいです」と顔を紅潮させる自衛隊員。すべてを失っても他人を思いやる被災者たち。そして、全国から集まった延べ二十数万人のボランティアたち。若い人々に脱帽したい。
 彼らは、寒い屋外のテントに泊まり、献身的に働いている。そうした人々が、日本をここまで押し上げてきた。
 日本の産業も現場が支える。いったん方向が定まれば、ものすごいパワーが発揮される。だから新しい目標を早く作ろう。例えば原発停止によって深刻になるエネルギー不足。火力発電増強や新エネルギー創出のほかに、電力を貯蔵してピーク需要に対応する技術が大切になる。「エネルギー貯蔵」は21世紀産業革命の大きなテーマだ。この分野で日本が世界を主導するのは不可能ではない。】
産経5/16付 岡本行夫「政府は安易に権力行使するな 大震災に寄せて」(リンク切れ)>

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【大震災に襲われた日本に対し世界各国の人々が驚きの目で見たのは、パニックにならず、冷静に秩序を保ち、他人を思いやり、道義心を失わない日本人の姿だった。そして、人々のために、原発構内で命を賭して最悪の事態を防ごうと奮闘している原発関係者と自衛隊の姿である。国家的な「有事」に対し必死に踏ん張っている日本国民の団結力と道義心は、外敵の侵略行為に対する最も大きな抑止力となるだろう。
 菅首相がなすべきことは東電の幹部や社員を怒鳴ることではなく、腹を据え、覚悟を決めて、日本人を信じることだ。そのような日本人に、少しでも自身がなろうと決意し、努力することだ。そして各国の善意に感謝しつつも、独立国として当然の警戒心を失わないことである。
 残念ながら、日本人の一部に、被災地で苦しむ人々に思いを致すよりも自己の安寧しかないような人たちがいるのも事実だ。風評に惑わされ、放射能汚染が怖いから日本から逃げ出そうと呼び掛ける者もいる。また、他の原発も危ないから全部止めるべきだと主張する者がいる。今、どれだけ被災者の救助や復興のために“有事の電力”が必要とされているか。保守を名乗る中にも、首都圏は危険だから天皇陛下に京都へお移りいただこうと言う者がいる。天皇陛下は3月16日、国民に寄せられたメッセージの中で、「苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切」と述べられた。陛下は国民とともにあられる。

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