保守系識者諸氏が見た震災(2)
2011.06.18 Saturday 00:56
くっくり
その時に、我々はどうするのか?妻子が無残に死んでいくのをただ黙って見ているのか?それとも機械学会で研究された武器で反撃を加えて未然に攻撃を防ぐのか、アメリカ製の武器なら許されるという論理はあるのか」
と論陣を張った。
「平和時の平和主義には同意できない。戦時に平和主義を貫ける方法があるなら教えてほしい」
反論はなく、機械学会の活動は平和研究に限定するという条項は入らなかった。
大震災が発生し、自衛隊は直ちに被災地に出動し、初動の困難な救出活動を展開した。自衛隊員と言っても、もちろん人間である。悲惨な被災地、凍えるような寒気、自衛隊員のなかには郷里が近い人もいただろう。しかし、彼らは黙々と任務を果たした。
しばらくして、菅首相は「自衛隊を尊敬する」と言った。菅首相の発言にビックリした人が多かったと思う。民主党政権には多くの日教組や労組出身議員がいて、今まで長い間、自衛隊をいじめてきたのだ。それが、大震災となると「自衛隊を尊敬する」はない。
これこそ、筆者が機械学会で指摘した「平和時の平和主義」なのである。
何もない平穏な時には「自衛隊は要らない」と言い、迷彩服は目障りだ、自衛隊は日本の恥部だ(大江健三郎)と言い続け、大震災がくると「自衛隊を尊敬する」と豹変する。
そんな人にかぎって、非武装中立などと言っていても、隣国が攻めてくると若き自衛隊員の後ろに老いた体を隠してブルブル震えるにちがいない。
終戦から65年。日本は海外との貿易で立国しており、食糧、エネルギーの輸入と工業製品の輸出で世界の貨物輸送の15%を海の輸送に頼っている。それを守るのは海軍である。しかし、現在の日本は「貿易はしたいが、軍隊はイヤだ」と駄々をこねている。
「得はしたいが、現実を正面から見たくない」というのは、日本人の国民性だろうか?
原発も同じである。
事故が起こった後、「福島原発はどうしようもない。コンクリートで固めて石棺にしろ」という人がいる。
福島原発は不幸にして破壊され、その残骸を晒している。しかし、同時に福島原発は多くの電気を作り出し、それで私たちは灯りをともし、暖をとり、そして山手線を走らせてきた。(中略)
電気を得るために原発を選択したなら、原発は友人であり恩人である。もし原発がイヤなら建設すべきではない。また、自分が原発に反対でも、国民が合意して原発を建設したならそれを尊重し、大切にし、そして万が一の時には骨を拾ってやるのが人間というものである。
[7] << [9] >>
comments (12)
trackbacks (0)
<< 「アンカー」中越戦争の危機!中国の南シナ海での動きは尖閣への布石
やはり教育は大事!藤原正彦さんインタビュー >>
[0] [top]