2006.07.19 Wednesday 00:42
くっくり
麻生氏「とにかく2人の足並みが乱れたらダメだ。融和派は必ずそこを突いてくる」
安倍氏「そうですね。密に連絡を取り、きっちり言質を合わせていきましょう」
北朝鮮がミサイルを発射した5日、首相官邸の危機管理センターで、2人はこう申し合わせた。
予感は当たった。米大統領周辺は、日本と同調し、厳しい制裁盛りこみを主張した。しかし、米国務省は、イラン問題などが安保理で議題になることを考慮し、「北朝鮮問題で常任理事国の関係を悪化させたくない」との思いが強く、両氏に微妙に違う情報を入れ、分断しようとした。
失敗もあった。安倍、麻生両氏は10日(米東部時間)の採決を狙ったが、中国の武大偉外務次官が北朝鮮説得のため平壌入りしたこともあり、国務省は採決延期を打診。両氏が難色を示すと、小泉純一郎首相周辺に「採決すればロシアも拒否権行使が確実だ」との情報を入れた。これを受け、首相は「10日中の採決にはこだわらない」と発言。ライス国務長官は麻生氏に採決延期を通告してきた。麻生氏は、受け入れざるを得ず、「一気に進めないと逆バネが働く。まずいことになった」と悔しがった。
結局、中国の説得は不調に終わり、再び日本は攻勢をかけたが、強硬論への抵抗勢力は「内」にもいた。一部の外務官僚を発信源に、安倍、麻生両氏に相互不信が芽生えることを狙ったかのような情報が、官邸−外務省間で飛び交った。これに対し安倍、麻生両氏は互いの情報を包み隠さず連絡し合うことで、なんとかしのいだ。決議では国連憲章7章は削除されたが、「日本の意思を世界に示す」という目的は達成されたといえる。
決議採択後、安倍氏は周囲に「外相が麻生氏で本当によかった」、麻生氏も「安倍氏がブレないから助かった。もしあの人が官房長官だったらと考えるとゾッとするよ」と語ったという。
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