Comments
- カイワレ
- 2008/04/14 11:48 PM
- (2/2 : 最後です。)
最後に、国内。前エントリーと重複しますが。日本は、海外諸国の動きに呼応する形が望ましいです。たとえ、チベット人に心を寄せて何かしら行動を起こしても、個人としては高尚な志ですが、組織(国)としては無理でしょう。何をするにしても、国内の政情が足を引っ張ります。
せめてその中で、やれる事をする。福田さんが中国を擁護しようとも、国民はそれを認めず、フリーチベット!が宜しいです。海外メディアへ向けて、福田と国民の見解は異なるという事で。
その一方で、国内の政情、足腰を確りとしなくてはなりません。
チベットを、政界再編や何とかの風、政局に使うのは無理があります。寧ろ、地合いの一部として使いたいところです。チベット・聖火・毒餃子といいものが揃っています。これらの批判の声が強まれば強まるほど、国内の親中派が肩身の狭い思いをさせられます。
政局となると内政問題が主体で、+αといったものでしょう。
チベット弾圧は重大な危機ですが、議会が脳死状態というのも重大な危機です。とうに、福田・小沢両氏に、期待しておりません。
古来から、跡目争いや遺産争いと、代替わり・政権移譲期においては、組織にスキが生じるようです。民主党を牽制しつつ、福田さんを引きずり降ろすしかありません。
以前、テロ特措法で、民主党への楔を打つべしと書いたのですが、やってるかな。調略を仕掛けていれば、そろそろ下ごしらえが出来ても良い頃合です。案外、郵政選挙で刺客を放った小泉さんが刺客として仕掛けるとおもしろいのですが、太郎さんでも良いでしょう。
火事場泥棒は厄介なものですし。
今は、性急に政権強奪というより、下ごしらえの時期です。
4月下旬やGW(外遊・訪日)がどういう効果を齎すか。
ついでに、最近の政治系ブログではチベット一色です。しかし、世間全般となるとそれだけではありません。世界経済が不安定です。
スマトラ大地震で例えるなら、大地震(サブプライム)の最中、福田さんと小沢さんが、浜辺で呑気に潮干狩り(年金・特定財源)をやっているばかりか、「俺の縄張りだ」「俺のものだ」と醜い争いを繰り広げており(国会機能不全)、海岸線の向こう側では20m級の大津波(国際金融システム不安・金融危機)が押し寄せんとしております。
仮に、この津波が発生して日本が飲まれたら、日銀人事ですら空転するのですから、ひとたまりもないでしょうから、何とかしないといけません。
その中での次期総理やナントカの風を巡る争いは、理想や思想だけでは厳しいと思います。
マズローの欲求階層説じゃないですが、先ずは理想より糧、国民が感じる不安に共感してから、大局的な目標に重なる理想や思想を提示するのが肝要になるのではないでしょうか。これまで世界経済が好調でしたので戦略や理想に目が向きやすかったのですが、特に日本、政治が不透明だけでなく、経済までも先行き不透明となると尚更でしょうか。
閉塞感から脱出という渇望や待望論は、一時的な期待や夢が形になっただけでしょうから、閉塞感からの脱出一番乗りを目指す方は、こういった点も留意なされると宜しいかと思います。
長々と書きましたが、平たく言えば、チベット弾圧で抗議しつつも、チンパン降しを図るという事です。
人間革命どころか、進化すらおぼつかない、チンパン爺。次のステップへの踏み台というより、消耗品として使い切りたいです。(長文につき、政界再編の勃発・不発の場合は割愛しました。)
[5] comment form
[7] << [9] >>