[2] 「ムーブ!」田母神論文で勝谷さんの苦悩?

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CCMF
2008/11/10 12:51 PM
田母神論文問題を文民統制問題に転嫁しようとするのは、防衛省の背広組みの陰謀ではないでしょうか?

陰謀論になってしまい、恐縮なのですが、次の毎日新聞の記事を読むと、防衛省の人間しか知りえない情報が含まれているので、今回の事件の背景には、背広組みによる意図的な情報操作があるような気がします。

http://mainichi.jp/select/seiji/choice/news/20081109ddm001010054000c.html

「関係者によると、田母神氏が口にした一人は森喜朗元首相だという。」そうですが、この関係者は、明らかに防衛省の背広組みでしょう。

目的は、この記事の後半で、少し触れられています。

http://mainichi.jp/select/seiji/choice/news/20081109ddm002010103000c.html

「「文民統制上、今回の一件はイージス艦の事故以上にダメージが大きい」と防衛省内局の幹部は嘆く。今年7月に出た防衛省改革会議の報告書を踏まえ、背広組と制服組が並立的に政治を補佐する新たな文民統制を模索していたためだ。」とあります。

(「嘆く」などは、大ウソ。本当は、ホクホク、ホルホルだと思います。)

実は、現在、防衛省内で、大幅な組織改革が提案されているのですが、この改革が実現されてしまうと、制服組に対する背広組みの権限が大幅に低下してしまうのです。

ここの、「背広組と制服組が並立的に政治を補佐する新たな文民統制」がポイントです。

従来の組織体制は、制服組、すなわち、陸海空自衛隊の上に、防衛事務次官、防衛参事官という、背広組みの集団が君臨し、その上に防衛大臣が立つという、三層構造になっていました。

そして、背広組みは、防衛事務次官、防衛参事官という中間の官僚による陸海空自衛隊の支配体制のことを、いわゆる「文民統制」という、ウソを世の中に流布させていたのです。
これは、官僚統制、文官統制であって、文民統制とは何の関係もありません。

本来の文民統制は、防衛大臣が、陸海空自衛隊を支配することであって、防衛事務次官などの中間層は、単なるムダ、屋上屋に過ぎないのです。

それどころか、迅速に、最前線の正確な情報を、防衛大臣に伝えると言う観点からは、有事になったときには、中間の文官など、むしろ足手まといでしょう。

改革の詳しい内容は、知りませんが、想像するに、防衛参事官が、10人程度?いたと思いますが、それを、5人か6人に削って、減らした分に対して、統合、陸上、海上、航空の幕僚長を充てれば、組織としてスリムになり、かつ、現場の情報が、大臣に直接与えられ、しかも、大臣が直接、現場をコントロールしやすくなる、一挙両得です。

しかし、背広組みは、ポストを減らされ、しかも、幕僚長と同列の地位に格下げとなるので、オモシロクないのでしょう。

現状の地位を保全したい、内局の背広組みが、前空幕長論文論文事件を、「制服組による、ぞっとする、シビリアンコントロールの危機」などと言って煽っているのでしょう。

また、自衛隊が強くなっては困る中国にとってもありがたい話ですし・・・

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