Comments
- Keiz
- 2008/11/10 02:17 AM
- 今日のどこまで行って委員会は・・・水木一郎で記憶が全部吹っ飛んだ。
- 反鼻
- 2008/11/10 04:02 AM
- 今日の委員会は非常に面白かったですね。こういう話し合いがテレビで報道出来るだけでも、田母神氏の目的は半分達成できたようなものです。
ただ、数人のコメンテイターが「植民地」と繰り返していたのが気になりました。人から聞いた話ですが、かつて韓国の大統領がヨーロッパを歴訪して「我が国は日本の植民地支配を受けた。ついては日本を非難するのに協力してほしい」と要請してまわったところ、「お前はわざわざヨーロッパまでケンカを売りに来たのか?」と各国から嫌われてしまったということがあったそうです。
ヨーロッパは実際に植民地を持っていましたから、植民地支配がどういうものなのかを良く知っています。なので、日韓併合が植民地支配ではないことはヨーロッパにとっては常識なのだそうです。しかも、彼らほど日本のせいで世界地図が変わったことを良く理解している国々はないわけですから、その点でも怒りを買ったようです。
論文の中身については、全体的に極端な紹介の仕方をしていたように思います。11日の田母神氏の国会招致までに、できるだけネガティブ・キャンペーンをやっておきたいのでしょうね。例えば、番組中では梨本宮方子(まさこ)妃殿下が韓国皇太子のお妃になった話や、大阪や名古屋よりも先に朝鮮や台湾に帝国大学を造った事など、植民地支配でないと証明する要素について一切言及しないなど、かたよった内容でしたね。
ネガティブ・キャンペーンと言えば、小浜市のネガティブ・キャンペーンも始まったようです。「日本の恥」「やめてくれ」「海外でも嘲笑されている」等の書き込みがネットで増えています。ご苦労なことです。
- CCMF
- 2008/11/10 04:12 AM
- わが国では、文民統制は、すでに機能しなくなっているように思われます。
今回の田母神論文事件などは、文民統制自体は、むしろ上手く機能していたほうであって、小池防衛大臣時代に、守屋事務次官に対する後任人事で発生したドサクサのほうが、シビリアンコントロールの完璧な破綻であったというべきでしょう。
ここで、通常の意味では、「文民統制(ぶんみんとうせい、シビリアン・コントロール、英:civilian control of the military)とは、文民の政治家が軍隊を統制するという政軍関係における基本方針である。」(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)とされています。
しかし、わが国の自衛隊は、法律上、軍隊ではありません。
従って、わが国において、いわゆる「文民統制」とは、「文民の政治家が自衛隊を統制する」こと、と解釈するのが自然でしょう。
ところで、法的には、自衛隊とは、防衛省のほぼ全体をさし、自衛官(制服組)と文官(非制服組)とを区別していません。
(自衛隊法第二条 この法律において「自衛隊」とは、防衛大臣、防衛副大臣、防衛大臣政務官及び防衛大臣秘書官並びに防衛省の事務次官及び防衛参事官並びに防衛省の内部部局、防衛大学校、防衛医科大学校、統合幕僚監部、情報本部、技術研究本部、装備施設本部、防衛監察本部、地方防衛局その他の機関(政令で定める合議制の機関並びに防衛省設置法 (昭和二十九年法律第百六十四号)第四条第二十四号 又は第二十五号 に掲げる事務をつかさどる部局及び職で政令で定めるものを除く。)並びに陸上自衛隊、海上自衛隊及び航空自衛隊を含むものとする。 )
つまり、防衛事務次官、防衛参事官などの文官も、自衛隊員である、というこです。
一方、自衛隊の中で、文民でなければならないのは、「内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない」(日本国憲法第66条)ですから、防衛大臣、防衛副大臣、防衛大臣政務官まででしょう。(防衛大臣秘書官はどっちでしょうかね?)すると、自衛隊を最終的にコントロールするのは、この人たちということです。
当時の事務次官後任人事の問題は、つぎのHPに詳しく書かれています。(このHPの作者は、当時の事件をシビリアンコントロールの問題とは解釈していないみたいですが、自衛隊法第二条によってシビリアンコントロールの問題であることは、明らかですし、少し考えれば、文官がコントロール不能になれば、文官のコントロール下にある武官はコントロール不能になることからも、理解できるでしょう。要は、軍というのは、制服組だけで構成されているわけではないのです。)
http://www.election.ne.jp/40/23605.html
「これによって、例えば事務次官自身が自身の解任に納得していない時、彼はその人事案を「閣僚会議検討委員会に上げない」というサボタージュの方法を持つことになります。また逆に大臣が、次官の挙げてきた人事案を全て否定してしまうと言う対抗措置を取ることも可能です。そして、なにより、公務員の身分保障が幹部職員にも及ぶ以上、「解任」に当人が納得せずに抵抗し続ける場合、それを強行することは法律上極めて困難です。」
これは、文民である防衛大臣による自衛隊に対するコントロールに対して、自衛隊員である事務次官が、サボタージュ可能であることを示しています。
この事件は、現実に起こった、文民統制の破綻です。
しかし、当時、この事件を、ぞっとするような、シビリアンコントロールの危機と騒いでいる人は、少なかったように記憶しています。
この事件と比較すれば、田母神論文事件など、シビリアンコントロールの問題のうちには入らないでしょう。
むしろ、文官による組織的な抵抗のせいで、現場の実情が防衛大臣に見えなくなっていることこそ、今回の論文事件の原因ではないでしょうか?
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