[2] 「アンカー」新内閣に隠された安倍総理の意図

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DUSK
2007/09/01 02:36 AM
>>ddさん

 確かに、簡潔に書きすぎて、分かりずらいですね。失礼しました。
 
 高村さんは、青山さんに自分が「日本の国益を考える人」であることを伝えようとしています。ですから、結論は、「自分は日本の国益を考える人」だけでいいわけです。
 しかし、高村さんは、青山さんが自分を中国派と思ってるようなので、あえて、「自分は中国の利益を考えてしまう人」という選択肢を出してきました。相手が、自分を中国派だと思っていると意識して話すのは、おかしと言えばおかしです。
 でも、高村さんが、自分のことを中国派だと思っているであろう青山さんに、自分が中国派ではないことをはっきりと表明した上で、日本派であることを告げることには、まだ理解できます。青山さんの誤解を説きつつ、自分の立場を主張するために、「中国の利益を考えてしまう人」・「日本の国益を考える人」という2つの立場を、高村さんが持ち出したのは分かります。そして、青山さんに高村さんの考えを説明するには、その2つで十分です。その他の立場を設ける必要はありません。
 しかしながら、なぜか高村さんは、わざわざ台湾派というのを持ち出しています。より自分を相手に日本派だと印象付けたいのなら、もっと別の話題を持ち出せば良い。東南アジアとの連携強化やアメリカとの関係など話題はいくらでもあるはずです。にもかかわらず、話上、関係のあるとは思えない、また、必要であるとは思えない台湾派なるものを出し来ています。
 そして、高村さんは、この台湾派なるものを「台湾にあまりにも寄ってる人」と位置付けています。日本が台湾に肩入れすることで、なにか問題があるのでしょうか。日本が肩入れして問題視する国があるとすれば、中共ぐらいだと思います。それに、日本政府は、台湾に寄りすぎた政策をしているのでしょうか。現実、日本政府は、台湾を国として認めていませし、大したことはしていなずです。それとも、最近、安倍さんあるいは、自民党が、中共に回していた資本を、総べて台湾に回すように言ったり、裏で何か行っているのでしょうか。そんなことはないはずです。それなのに、高村さんは、台湾派なるものを持ち出して自分の立場を主張することで、これを否定しています。台湾派というのは、日本の国益を損なうほど、中共派と同列に扱わなければならないほど、高村さんにとっては恐ろしい人達のようです。
 ですが、私は、そういったことは理解できません。正直、私には、高村さんが青山さんの前で中国派を否定しながらも、中共の歓心を買うために台湾を売り飛ばそうとしている高村さんの本音が、台湾派という形で出たとしか思えないのです。 
 ただ、これには異論があるかもしれません。例えば、高村さんは、民主主義国家である台湾を、中共に組み込むことで、中共を内部から崩壊させて、中共の民主化を促そうと考えているのかもしれません。その成否・正邪は別として、そのような形で日本の国益を考えているのならまだ分かります。
 でも、やはり私は、そこまで高村さんが考えているとは思えないのです。

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